2024-02-08 20:19:16 @sukekyo@mstdn.jp
フランチャイズ!つくだ★マジカル 小田扉(小学館)
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最新作の短編集「ぐるぐるゴロー」がとてもよかったのでそれの感想文を書くためにいろいろ読んでたら準新作の本作を持ってるけど読んでないことに気がついて今読んだ。
と、これが小田扉渾身のダークファンタジー傑作だったのだ。

コンビニの店長はかつて魔王を倒した魔法少女だったという話。
これがほがらか元魔法少女現コンビニ店長のおばはんって日常ギャグになるのかと思いきや、1巻の半分くらいからかなりおかしなことになる。
「それでも町は廻っている」みたいに時間が前後しだして、魔王を倒す前、倒した直後、現在など、前後する。そしていろいろ複雑な事情が明らかになっていく。
コンビニ誕生秘話や魔王との関係とか。最後の方には複雑ここに極まれリって展開になり。そこらへんの複雑をちゃんと解くことなく終了して全2巻。とくに打ち切り感はないので予定通りなんだろうな。
コレを経ての短編「ぐるぐるゴロー」が明快な短編集になるのは」わかりやすかったり。
それくらい本作は濃い。全2巻だけど。だけどまごうことなき小田扉じるし。
魔法少女仲間のメグッチがとてもキュートでした。

2024-02-10 15:20:25 @sukekyo@mstdn.jp
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ぐるぐるゴロー 小田扉 双葉社 sukekyo.seesaa.net/article/502 @sukekyoより

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ぐるぐるゴロー 小田扉 双葉社: ポトチャリコミック
2024-02-10 16:26:23 @sukekyo@mstdn.jp
これ描いて死ね 5 とよ田みのる 小学館
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毎巻いいけど、どんどんようなっていくな。
ほどよくベタでほどよくマイナー、ほどよくメロドラマで芸術でブライトネスでダークネスでジュブナイル。
とよ田みのる作品はモーニング系だからデビュー系から知っているけど、本作はちゃんと最高到達点を更新しようと「あがいている」読み応えを与えるのですごい。
5巻は刺さった話が多い。
とりわけ21話がよかったな。20話から完全デジタルになったのか絵というか線が「きれいすぎ」て大丈夫かしら?と思ったけどそれを払拭しつつも石龍さんがとてもいい感じで。あと「マンガで解決」する感じに泣けて。
いいマンガだよな。しみじみ。