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QGIS Web Client 2
辛抱強く勉強を続けた甲斐があって、少し慣れて、ある程度までは思い通りの地図を表示させることが出来るようになった。
現在公開している地図は qgis2web という QGIS プラグインを使用して作ったものだが、それと比較した場合の長所と短所もよく分ってきた。
長所
・元の地図データを更新したときのウェブ地図の更新が楽チン
・複数の地図(例えば、全体図、山林図、農地図、水路図)の扱いが楽チン
短所
・表示更新がカタツムリの如く遅い
この短所は長所がいくらあっても補いきれないと思う。少なくとも、私はイヤだ。
原因ははっきりしている。点・線・文字情報から成る軽量なレイヤを表示するときに、サーバからデータそのものを取得してブラウザに描画させれば良いものを、描画作業をサーバにさせて、結果として作成された画像データをブラウザで取得して表示しているのだ。
これは基本設計に関わる問題なので、簡単には克服できないだろう。
ということで、QGIS Web Client 2 の勉強はおしまいにする。当面これは使わない。
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町じゅう井戸端会議
この町をどんな町にしたいかをテーマに町民が話し合うというイベント。
スタッフも入れると総勢200人ぐらい集った。人口2万弱の町で200人は良く集ったものだと思う。
男女比7:3ぐらいかな。子供を連れた若い女性も何人かいた。年齢的にも成員が比較的ばらけていた。
中学生も10人あまり参加していたが、これは先生が生徒会の役員に参加を「推奨」した結果らしい。
最初に30分ぐらい講師が話をして話し合いの方向付けをした後、6人ほどのグループに分れて、円座になって意見を出し合う。1グループ6人ぐらい。出た意見は全部ポストイットに書いてテーブル上の大きな紙に貼り付けていく。他を批判せずに意見を数多く出すことに注力するように講師が指導する。
アイデア出しを主眼とした話し合いの仕方として、ある程度確立された手法があるんだろうね。
こんな大人数でもあり、何かまとまった結論を出すことは最初から期待されていない。意見を出し合うことに意味がある、そういう会議というか、だからイベントですな。
前にも書いたと思うが、こういう住民会議みたいなのをして何をやりたいか、ということを行政側から見ると、それはもう明白に、もうすぐ町役場は力を失って住民の世話なんか満足に出来なくなる、(今でもそうやろ?というツッコミは勿論あるが、今以上に、だ)だから、今のうちに自助・共助・互助の仕組みを作り、公助に期待しない空気を醸成しなければならない、ということだ。
日本全国、田舎の自治体はみんな同じようで、超高齢化・人口激減に備えて「地域共生協議会」だの「地域運営組織」だの、名前は少しずつ違うが似たような仕組みを作ろうとしており、農林水産省もそれを後押ししている。
農村型地域運営組織(農村RMO:Region Management Organization)
(https://www.maff.go.jp/j/nousin/nrmo/index.html)
農村では従来から集落単位の自治組織が機能してきたが、それが人口減少と高齢化によって破綻しかけている。だったら、小学校区単位ぐらいで複数の集落をまとめた自治組織を運営したら良いんじゃないの? という発想ですね。
しかし、兵庫県内にも先行事例があるが、全般にうまく行っていない。
RMO Region Management Organization は、集落と町行政との間に存在する補完的な自治組織として考えられているのだが、行政が主導してRMOを組織すると、まず機能しないものになる。
・役人主導で組織するので、形式にこだわったピラミッド組織になる
・若い人も女性も敬遠して近付かない
・集落自治会の役員がしぶしぶRMOの役員を兼任することになり、特定の人に負担が集中する
・集落自治は疲弊し続け、RMOは形骸化した「会議」を繰り返す
念のために言っておくと、今まで書いたことは私がひとり勝手に思っていることではない。今日の「町じゅう井戸端会議」の進行をつとめた講師が言ったことでもある。
そういう講師を呼んできているだけでも、うちの役場職員は偉いと思う。
そして、RMO じゃなくて RMP にしよう、と言っている。Organization ではなく Place / Plaza だ、と。組織じゃなくて場所だ、と。
うーん、言いたいことは分る気もするが、言葉を換えただけで良いのか?と、多少、眉唾なところもある。
役場職員を含めて、誰もが、公助が期待できなくなるということをまるで既定の事実であるかのように言う風潮に対しては、それではダメでしょうと思う。高齢化・人口減少した田舎で爺さん婆さんが「自助」「共助」「互助」で助け合おうと言ったって、いや、根本的に無理でしょうと思う。
思うけれども、事実として、公助が期待できなくなって行くだろうという予測は簡単にはひっくり返らない。
だから、この際、町じゅう井戸端会議をして、これからどうしたら良いか、率直に意見を述べ合うのは意味のあることだと思った。そして、町の区長会長(≒集落自治会長の会の長)として、出来るだけの協力はした。うちの集落の人たちにも声を掛けて、各集落から3名ぐらいは出て欲しいというところ、6名の参加を得た。
偉い!!
と自分で褒めておく。
今日の井戸端会議は本当にイベントに過ぎないとも言えるけれど、多くの人が意見を出すことを楽しんだようだし、良かったと思う。これをきっかけに公の場で物怖じせずに意見を言う人が増えたら良いな。
井戸端会議の進行の仕方が面白かったので、備忘として書き留めておこう。
話し合いは、以下の手順を踏んで行うように講師から指導があった。
1. この町がどういう町になったら良いと思うか、1名1枚、ポストイットに書いてテーブルの上に拡げた紙の上段に貼り付ける
2. 意見が出そろったら、どれか1つを本日のテーマとして選ぶ
3. テーマとして選んだ町になるように、どのようにすれば良いと思うか、出来るだけたくさんアイデアを出す。ポストイットに書いて、今度は紙の中段に貼り付ける。
一人何枚書いても良い。他人のを参考にして思い付いたアイデアでもよい。相談しても良いが、「それはダメだろう」と意見を否定するのは控える。とにかく、沢山意見を出すことに注力する。
4. では、このテーマについて、自分はどうしたいか、私はどうするか、ポストイット1枚に書いて、紙の下段に貼り付ける。
5. 最後にグループの誰かがまとめて全体に向けて発表する。
誰もが必ず何かをポストイットに書かなければならない、ということと、何を書いても言っても怒られない、笑われない、否定されない、ということの組合せが良いみたいだ。
ポストイットに書く、というのは意外と良いですよ。声に出して意見を言うより心理的な負担が小さいみたい。
一つ、すごく気になったことがあるので、それも書いておきます。
私のグループにいた二人の中学生、ぜんぜんダメだったな。生徒会の役員たちなので、勉強は出来るんだろうけれど、ポストイットにアイデアとして書く言葉が、非常に抽象的で漠然としたスローガンだったり、個人の心構えに帰着する言葉だったりした。「みんなで協力して」とか「助け合って」とか。何か、道徳教育のテンプレートしか頭に入っていない感じで、ちょっとがっかりした。
意見を言う、アイデアを出すという訓練が全然出来ていない感じ。
若いから、経験が少なくて持ち玉が少ない、ということもあるかも知れない。
その点では、「挨拶をしましょう」というのが結論だったグループが全体の3分の1ぐらいはあったから、大人も偉そうなことは言えないんだけどね。
具体的な、行動につながるようなアイデアを出すというのは、結構、難しいのかも知れない。
最初はこんなものでも、こういう話し合いは、回を重ねるたびに面白いものになっていくんじゃないかと思う。
以上、自分のためにまとめた感想でした。自分の日記に転記しておこう。
(日記と言っても、Mastodon の抜粋みたいなものだけど)
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@Ksyzr
今回のブレーンストーミングでは、各グループに一人はスタッフが入るように調整されていた。彼らはここ2~3年にわたって RMP 準備委員会に参加してきた住民で、こういう話し合いの仕方に慣れているから、うまく目立たないように進行役をやってくれていたみたいだった。私のグループもそうだったので、楽をさせて貰って、発言を控えてポストイット書きに没頭することが出来た。
でも、中学生にはちょっと驚かされた。その場では全く顔色に出さなかった筈だし、何も批判的なことは言わなかったけれど。
まだまだ心理的な不安が大きいのかな。期待されている回答を出すというので精一杯だったのかも知れない。教育の問題だよね。
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水田と田植え機
(日付入りだし)
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@Ksyzr
そうそう、結局そういうことなんだろうな。中学生に「将来、君はどうしたいの?」なんて聞いちゃダメなんだと思う。
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冬ではない綺麗な写真だけれど、ええー?ほんとに今日じゃないんですかぁ?とか嫌がらせを言うことは出来そうな気もする。
それよりも、満三歳のときの自分の写真をあげる方が確実だと思うぞ。
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