私、もらんたんの深夜朗読会には向いていないかも知れない。だって、毎回寝落ちしてるからな。
本を読んで貰いながら眠りに落ちるという最高に気持ちの好い経験をしている訳ではあるのだが、本の内容は途切れ途切れしか頭に残らない。だから、朗読が終って、みんなが感想を述べ始めると何故か目が覚めるのだが、あ、そうだったの?ふうん、と思うしかない状態に取り残される。
ま、いいか。
明け方、偶然に知り合った人たちと話をしている夢を見た。面白い人たちだな、と思って話を聞いていたら、だんだんと話の密度が高くなって内容を咀嚼するのに緊張を強いられるようになった。ふと、その声が消し忘れたタブレットから聞えていることに気付いて目覚めた。深夜のもらんたん女子会が続いていたのだった。夢から現実へと継ぎ目なく意識が移行していったのが面白かった。