08:01:33
2024-07-07 18:10:37 山川夜高🏖️小説と絵の投稿 mtn_river@misskey.design
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🏙 創作バンド Drive to Pluto の新しいアー写です
7/7は結成記念日 (過去絵リメイク)

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山川夜高(小説,絵,装丁) (@mtn_river)
絵:晴れた海辺の公園の芝生でバドミントンをするDrive to Pluto 左から、青野 聖 田邊 対岸には青く霞んだ街が見える
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08:01:37
2024-07-07 22:45:24 山川夜高🏖️小説と絵の投稿 mtn_river@misskey.design
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ゼロ年代シブヤで活動した架空のロックバンド は本編が小説です
疾走感と形而上観念を兼ね備えた楽しい純文学です 絵で気になった人はぜひ本編読んでください!

:neon_guitar:​ 小説ページ https://libsy.net/dtp

バンド結成秘話『
ミッドナイト・ヘッドライト
1年後の夏休みの話『
flat』がオススメ
近刊『
ファング』もDtPシリーズの作品です

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Drive to Pluto
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ミッドナイト・ヘッドライト *
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山川夜高/作品通販 :skeb_logo: (@mtn_river)
小説『ミッドナイト・ヘッドライト』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  ステージに立つ彼らとほんの少し目が合った。でも特別にメッセージは交わし合わず、フロアの動きに乗じて俺は最前列バー前に移動した。  MCはない。笑顔もない。ステージ上で最後のチューニングをし、目配せし、簡単なあいさつをし、カウントを刻めば一瞬だ。  轟音がはじまる。  夜の疾走。  音楽の絶叫。 説明:1997年7月7日の渋谷の夜。19歳の少年たちが手を取り、未知へと踏み出す物語。 『ミッドナイト・ヘッドライト』
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小説『flat』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  デモ盤『sque easy』は高低二人のエレキギターを歪ませてノイズで彩った音色で組み立てられていた。エフェクター不足の代用に即興で爪弾かれるアルペジオは繊細ながら奇怪に音符を踏み鳴らし、もう一人は夜闇の波音にも警告のブザーにも似た低音のうねりを引き伸ばす。歪んだ時間を絶え間ないドラムビートが規定する。そしてギタリストは電源の切れたマイクに向かって叫んでいる。  意味が意味にならない意味に格闘する3人組。というか、意味が意味にならないように細心の注意を払って暴れ回っているようにも見える若い3人。 説明:1998年8月、夏休み、車で向かった友達の故郷。彼らはそこで自分たちの音楽にひそむ「怪物」に出会う。 『flat』
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小説『Without Your Sound』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  もちろんやることなんてなく、片隅の安くて固い椅子に腰掛け続けて、残りのシフトの時間を潰している僕に、「ヒマなんだろ?」と語りかけるその男の洞察力と度胸はさすがのものだった。「こんな天気のいい日に部屋の片隅に、残り何時間かな? ボーッとしてなきゃなんないなんて。見てよ、この三月のぽかぽか陽気。コブシなんて咲き始めちゃって……」 「そっすね」僕は椅子から立ち上がる。「ホント、そっすよ」尻が痛いのでときどき立ち歩く。「でもいなくちゃなんないし」 説明:2000年3月、写真小僧の毛利は、奇妙なロックバンド・Drive to Plutoと友達になる。 『Without Your Sound』
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小説『オトノヨキカナ』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  海中で楽器たちが朽ちていく。死んだ楽器の堆積物が海底にしんしんと降り積もる。海が波に揺らぎ、大魚や船が通り過ぎるそのときだけ、楽器たちはかすれた吐息のごとき最期の単音をかろうじて発する。音のひとつひとつは人の耳に聞こえず、いずれの音階もなさず、拍子も満たさない。しかし大きな船が海底の砂をまきあげて進むとき、死んだ音楽たちの最期の音が束なって聞こえるハーモニーは、あきらかにひとつの音楽を形成した。 説明:2000年12月、聖と毛利は年末年始の事務所の留守番を任された。 20世紀から21世紀へ至る、長い年越しの一日のお話。 『オトノヨキカナ』
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12:40:09
2024-07-07 18:10:37 山川夜高🏖️小説と絵の投稿 mtn_river@misskey.design
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🏙 創作バンド Drive to Pluto の新しいアー写です
7/7は結成記念日 (過去絵リメイク)

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絵:晴れた海辺の公園の芝生でバドミントンをするDrive to Pluto 左から、青野 聖 田邊 対岸には青く霞んだ街が見える
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12:40:12
2024-07-07 22:45:24 山川夜高🏖️小説と絵の投稿 mtn_river@misskey.design
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ゼロ年代シブヤで活動した架空のロックバンド は本編が小説です
疾走感と形而上観念を兼ね備えた楽しい純文学です 絵で気になった人はぜひ本編読んでください!

:neon_guitar:​ 小説ページ https://libsy.net/dtp

バンド結成秘話『
ミッドナイト・ヘッドライト
1年後の夏休みの話『
flat』がオススメ
近刊『
ファング』もDtPシリーズの作品です

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小説『ミッドナイト・ヘッドライト』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  ステージに立つ彼らとほんの少し目が合った。でも特別にメッセージは交わし合わず、フロアの動きに乗じて俺は最前列バー前に移動した。  MCはない。笑顔もない。ステージ上で最後のチューニングをし、目配せし、簡単なあいさつをし、カウントを刻めば一瞬だ。  轟音がはじまる。  夜の疾走。  音楽の絶叫。 説明:1997年7月7日の渋谷の夜。19歳の少年たちが手を取り、未知へと踏み出す物語。 『ミッドナイト・ヘッドライト』
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小説『flat』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  デモ盤『sque easy』は高低二人のエレキギターを歪ませてノイズで彩った音色で組み立てられていた。エフェクター不足の代用に即興で爪弾かれるアルペジオは繊細ながら奇怪に音符を踏み鳴らし、もう一人は夜闇の波音にも警告のブザーにも似た低音のうねりを引き伸ばす。歪んだ時間を絶え間ないドラムビートが規定する。そしてギタリストは電源の切れたマイクに向かって叫んでいる。  意味が意味にならない意味に格闘する3人組。というか、意味が意味にならないように細心の注意を払って暴れ回っているようにも見える若い3人。 説明:1998年8月、夏休み、車で向かった友達の故郷。彼らはそこで自分たちの音楽にひそむ「怪物」に出会う。 『flat』
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小説『Without Your Sound』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  もちろんやることなんてなく、片隅の安くて固い椅子に腰掛け続けて、残りのシフトの時間を潰している僕に、「ヒマなんだろ?」と語りかけるその男の洞察力と度胸はさすがのものだった。「こんな天気のいい日に部屋の片隅に、残り何時間かな? ボーッとしてなきゃなんないなんて。見てよ、この三月のぽかぽか陽気。コブシなんて咲き始めちゃって……」 「そっすね」僕は椅子から立ち上がる。「ホント、そっすよ」尻が痛いのでときどき立ち歩く。「でもいなくちゃなんないし」 説明:2000年3月、写真小僧の毛利は、奇妙なロックバンド・Drive to Plutoと友達になる。 『Without Your Sound』
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小説『オトノヨキカナ』(シリーズ『Drive to Pluto』収録作)より抜粋  海中で楽器たちが朽ちていく。死んだ楽器の堆積物が海底にしんしんと降り積もる。海が波に揺らぎ、大魚や船が通り過ぎるそのときだけ、楽器たちはかすれた吐息のごとき最期の単音をかろうじて発する。音のひとつひとつは人の耳に聞こえず、いずれの音階もなさず、拍子も満たさない。しかし大きな船が海底の砂をまきあげて進むとき、死んだ音楽たちの最期の音が束なって聞こえるハーモニーは、あきらかにひとつの音楽を形成した。 説明:2000年12月、聖と毛利は年末年始の事務所の留守番を任された。 20世紀から21世紀へ至る、長い年越しの一日のお話。 『オトノヨキカナ』
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23:21:07
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:akan:​ ​:manbyonikiku:​ ​:ashita_yarimasu:​ ​:araaraara:
〜酒は飲んでも飲まれるな〜

🚦創作バンド SIGNALREDS


RE:
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山川夜高(小説,絵,装丁) (@mtn_river)
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山川夜高/小説と絵 :skeb_logo: (@mtn_river)
絵:Misskey.design登録絵文字を元に描いたSIGNALREDSメンバー 左上:ベース 井上 (酒が進みすぎる小澤と伊野を眺めて)「アカン」 右上:ボーカル・ギター 小澤とキーボード 伊野 (酒を飲みながら上機嫌で)「万病に効く」 左下:ギター・御手洗 (煙草を吸いながらやる気なく)「明日やりま〜す」※明日もやらない 右下:ドラムス・古屋 (カメラ付き携帯電話で娘ちゃんの写メを見ながらにやけて)「あらあらあら〜」
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