何の話?ってひとは以下noteをチェックだ!
https://misskey.design/notes/9mot9b8iml
▼書きはじめるまで
・「ドタバタシリアス文体」とのリクエストを頂きはや数ヶ月、考えれば考えるほど「ドタバタシリアスって何???」の深みにハマり、風野の脳内は混迷を極めていた……
・そんな最中に電撃走る 「ドタバタ」とはつまり なのではないだろうか???
・そして次の瞬間 https://min.togetter.com/16XihSN#h11_0 で交わしたイカれ夢小説願望を私は思い出してしまったのだった
・『Cipher』×『猫夢二次創作』の方向性が決定してしまった瞬間であった
・執筆を始めた後も50回くらい「これはドタバタシリアスなのか??」「誕生日祝いに託けた私の夢願望発露では???」との思いに苛まれた
▼タイトル
・半分くらい書いた時点で『Gymnopedie』にしようとは思っていたものの、Xさんのピアノ描写にあたってエヴァンズを聴きまくった結果『Peace Piece』の方が意味的にも(「平和の欠片」)合うのでは?と思いだいぶ悩んだ
・が、最終的に「Xさんが演奏するジムノペディを聴きたい」という私の願望が勝った
・作中ラストの演奏シーンは、軽やかなジャズのスタンダードナンバーから徐々にジムノペディ(ジャズアレンジ)へ移行していくイメージで書きました
・初稿書き終わった(11/27)後で「そういえばXさんの夢小説あったよな」って読みに行ったらジムノペディ弾いてらしてて「オグア」って感じの声が出ました
▼文体
・ドタバタシリアスってなんだろうな……
・「猫視点寄りの三人称小説」、初めて書きましたが楽しかったです ゴリ押し
・完全なる猫視点は無理なのであくまでも「猫の認識外にある空間は描写しない」ぐらいの緩さ
・Xさんが猫を放り出した後の店内、どんな会話が交わされたんでしょうね 猫はもう外にいるので私にもわかりません
・地の文においては(終盤の1シーンを除き)個人名の描写を封じました
・なぜなら猫がメインだから……
・PさんとMさんを個人名抜きで書き分けるのがめちゃくちゃ難しかった
・「ウェイトレス」や「ピアノマン」などの役割で個人を表すの、“街”の話を書いてる…というヒリヒリした緊張感がありました
・0さんだけ「俳優」ではなく「男」と書き表したのは、あのバーで過ごす間は役割から逃れられていてほしかったから…………
・でもなんか こう 逆にギリギリまで削ぎ落とされてしまってる感も出てしまって になった
・最後の最後でXさんと0さんの名前を地の文に書けて嬉しかったです
・『Cipher』はXさんの一人称による内省込みで語られてこその物語だと思うんですが、本作は三人称&猫視点なので、会話のリズムで原作に近づこうとした跡が見られます
▼会話について
・Pさんの口調、Jさんや先輩のMさんに対してはゆるい敬語のような気がしつつ、対Xさんと同じくらいの距離感で喋っていただきました その方が話に馴染んだので ありがとうPさん
・0さんのセリフ難しいよ〜〜〜ってなりつつ一番楽しかった
・悪役と猫にまつわる話が書けてよかったです
・あなたの悪役&猫コンビの記憶はどこから? わたしは『シンデレラ』のルシファーさんです🐈
▼猫について
・
・はい。
・こんな人懐っこい猫いねえよ!!!
・いやでもギリシャの島には居る。初対面の人間の膝にいきなり30分居座る猫は存在する
・という訳であの猫ちゃんはヨーロッパ地域猫のイメージを投影しています
・人懐っこさ以上に怖いもの知らずが度を越してる ふつうの猫は知らん店でいきなりくつろがないのよ
・気を抜くと偶像(振仮名:アイドル)にしてしまいそうだったので無慈悲や野生の面もすこし書きました
・たぶん雌。雄猫だとXさんの心労がヤバそうなため
▼書きたかったシーン
・「猫を膝に乗せている0さん」「Xさんの演奏を聴きながら眠ってしまう0さん」「0さんしか残ってない店内でピアノを弾くXさん」がどうしてもこの世に存在してほしかった
・ので合体させて書きました
・あとグランドピアノで頓狂な和音鳴らす
・鍵盤に寝そべらせる度胸はさすがにありませんでした
ひとまずこんなところで🎹🎹