実績だけで歴史を評価すると、実績は無いけど重要な人物が欠落するんで、よろしくないと思っている。
「何かをしたわけじゃないけど、その人がいるだけで、なぜか物事が回っていた」
という触媒みたいな人が歴史にはおるんよ。
歴史畑のひとは、そもそも「触媒」なるものの意味や価値がちゃんとわかってないかもしれんけど
坂本龍馬は、そういうひとだったんじゃないかな。
薩摩と長州というそのままでは化学反応を起こさない両者が、土佐の媒介で変化した。
龍馬自身は何もしてなくても、いるだけで意味があった。
土佐の若い連中を束ねる、剣の強い人気者であればよかった。
……というのが、私の今の把握です。
勉強してないから、このさき評価も変わるかもしれんけど。