22:47:35 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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犬は犬死にするものだ。Собаке собачья смерть.
別に言ってないけどバラライカ姐が言ってそうだよな

22:45:06 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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女子はエボシ様とかクシャナ殿下とかブラクラのバラライカ姐とかとか。あと惣流アスカと式波アスカの罵倒で生きられている所はある
新劇の「それ私らもしんどいんだけど」の刺さり方、旧劇見た若かりし頃と同じくらい刺さったのがめちゃくちゃすごいと思った。あれ人に言われた/言わないけど思ってるんだろうなと考えたことない人類いるかね。お互い腫れ物に触るような関係が多くなった世の中だとアスカくらいしか言ってくれないからな!!!!(謎の興奮)

22:26:23 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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ベックマンも好きな顔だが。ピッコロさんとデスノの伊出さんとヴィンランドサガのトールギルと吸死の三木さんも好きですねデコが出てて眉毛がなければ大体100点

22:19:49 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
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ホテル・メッツァペウラへようこそ、良いな! 読んだら絶対ハマると思って買ったまま置いていた。クスタさんの顔が好きすぎて……
この世で一番好きな顔がワンピのレイリーさんなんだが、系統がまあ大体一緒

07:07:42 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
2023-08-21 04:23:56 EinMenschの投稿 m4nuel@sueden.social
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00:38:42 @katakori@korikata.hostdon.ne.jp
📚 篠田謙一『人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』
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面白かった。文章もめちゃくちゃわかりやすかった。
次世代シークエンサー技術の登場で、ミトコンドリアDNAとかY染色体DNAではわからなかったことが続々と明らかになっているらしい。

繰り返し語られていたのは、現生のホモ・サピエンスは単純に一番新しい人類というわけではなく、ネアンデルタール人とかデニソワ人とか同時期に存在していた人類と交雑・離合集散しながら世界各地へ広がっていったということ。
20世紀終わりまで「多地域進化説」(原人の段階で世界の各地に広がった人類が、それぞれの地域で独自に進化し、各地に住むホモ・サピエンスとなっていったと考えるもの)が主流で、その後「アフリカ起源説」(アフリカで20万年前に誕生したホモ・サピエンスが、6万年ほど前に出アフリカを成し遂げて、旧大陸にいたホモ・サピエンス以外の人類を駆逐しながら世界に広がった)に移り、さらにここ十数年で駆逐じゃなくて他の人類の遺伝子を取り込みながらだったということがわかったと。

デニソワ洞窟では13.5万個骨片が見つかっていてそのうち95%は小さすぎて種が特定できなかったが、ZooMSというアミノ酸配列を分析する方法で識別できるようになったそう。
1つだけ人類のものがあり、ネアンデルタール人母とデニソワ人父の娘だということまで判明したらしい。気の遠くなる量からそこまで行くのすごすぎる。
ちなみにネアンデルタール人・デニソワ人のDNAはホモ・サピエンス側にも残っているが、ホモ・サピエンスのDNAもネアンデルタール人やデニソワ人に残っているそう。逆にネアンデルタール人と混血していないのはサハラ砂漠以南の一部くらいらしい(出アフリカしなかったホモ・サピエンスの遺伝子。それがわかるのもすごい)

この図がわかりやすかった。青がホモ・サピエンスで、赤がネアンデルタール人とデニソワ人。矢印が交雑・遺伝子の取り込み(本だとさらにわかりやすかったが)
media.springernature.com/lw685
出典 nature.com/articles/nature1654

COVID-19が重症化しやすい遺伝子はネアンデルタール人由来の可能性もあるらしい。他の病原体には抵抗力があった等でその時点では有利だったが、歴史の中で逆に作用するようになったかもと。
言語能力や生殖能力に関係する遺伝子はネアンデルタール人由来の遺伝子がまったく見られないことが判明しているらしい。その辺がホモ・サピエンスが残った要因なのかもしれない。

遺伝子としては生きていると思うとネアンデルタール人とデニソワ人が消滅と見なされていること自体が不思議な気もしてくるが、最後の方に、そもそも「種」は人間が定義した恣意的なものという話が出てくる。
特に「人種」はもはや科学的には何の意味もなく、科学論文では使われていないと。さらに文化的な「民族」についても、
>私たちの世界は、将来的には民族と遺伝子のあいだには対応関係が見られない方向に変化していくことになるでしょう。そのため民族はますます生物学的な実態を失っていくことになります。両者を混同した議論は、意味のないものになっていくはずです。
と書かれていた。そこまでの内容で、同じ文化圏に生きていても遺伝子上はこんなに多様なんか、というのをこれでもかと提示されているので、言い切るのもわかった。

ちなみに文化的な集団も、それまで住んでいた人が急に「はいじゃあ今日から弥生土器作ります」となるわけはないので、元々その文化を持っていた人たちの流入、場合によっては集団ごと置換した方が可能性高いとのこと。ヨーロッパでふっつり途絶えた文化集団なんかは、ペスト菌に免疫のあった集団に置換された可能性もあるという話があった。

その他不思議だった話
>(DNAについて)設計図というと厳密なもののように思えますが、実際にはキチンと書かれているわけではなく、ヒトのDNAには意味のない部分が多量にあることがわかっています。実際にタンパク質を記述している部分は2パーセント程度しかないといわれています。私たちの体をつくる設計図は、大部分が意味のない言葉の羅列でできていて、そのところどころに思い出したように意味のある文章を含んでいる、というずいぶん奇妙なものなのです。
この意味のない大部分なんなんだろ気になる。

鳥取の青谷上寺地遺跡から出土した骨はほとんどすべて血縁関係が無いことがわかっているらしい。(ふつう村落の遺骨はある程度近親関係が見られるらしいが)
よって当時出入りの多い古代都市だったか、骨に傷痕が多いので戦関係なのか…と書かれていた。歴史的にも気になる感じ。

アメリカ大陸への移動は1.5万年前頃ベーリング陸橋を渡って行われたと考えられているが、北米内陸部やメキシコで2万年前かもしれない?化石などが出ているらしい。もし本当だった場合1.5万年前に移動したホモ・サピエンス(=現在のアメリカ先住民につながっている)とは別の人類が進出して消滅していた可能性が出てくるらしい。面白い。

読み終わってから知ったけど著者は科博の館長さんだった!