08:37:00 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:船形水差
(16世紀中頃|ヴェネチア|推定アルミニア・ヴィヴァリーニ作)

透明なガラスで制作された船形の装飾水差。古代から、天然の素材を基に作られていたガラスは、含まれている不純物による発色が原因で、決して無色透明ではなかった。ヴェネチアでは13世紀末頃にこの不純物による発色を抑えるために、消色剤として二酸化マンガンを添加して無色透明なガラスを作り出し、より芸術的な作品へと昇華させていった。この船形水差も、装飾に少量の色ガラスを使用し、透明さがより引き立つように工夫されている。船のモチーフの器は、遠方からの富を運ぶ象徴として人気があり、船形水差が生み出される以前にも、カトラリー入れなどとして貴族たちの宴席を華やかに彩っていた。

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18:47:17 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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展示替えのお知らせ

2021年4月19日(月)~22日(木)までの4日間、ヴェネチアングラス美術館内におきまして一部展示替えの為、ご入館料金を変更させて頂きます。

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08:42:40 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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早川側の庭園でヤマブキが咲いていました。

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