テケリリと鳴く鳥、平安時代から日本にいそう。
自分以外の周りの全員が常識として心得ているのに、自分だけがその常識の存在にさえ気がついてない、という事案があることは間違いがない。
多分それは、「かくかくしかじかのときはこうする」というショートカットをまるきり無視して全部我流で考えてやるという効率の悪い方法を取っても、頭の回転とか基礎能力が無駄に高いせいで損失にならなかったからだろう。でも僕ももう40近く、能力が衰えて常識の杖が必要になってきたっぽい。
職業上の常識とか人生上の常識とか、そういうものは基本的にずっとすっ飛ばして生きてて、つい1-2年前まで、それでも大して困らなかったという困った実績がある。
分からないものを分からないと言っても許してもらえない日がついに僕の人生に来た。<del>加齢枠</del>彼曰く、それが分からないということ自体がプロとしてありえない、普通にキャリアを積んでいれば当然身につくに決まってることだ、なのに開き直るな、恥ずかしいと思え、と叱られた。
なんか殺す殺すとたやすく言ってる人を見ると、「ほら、ここにお前の殺人要件を満たしている俺がいる。その場で俺を殺してみろ。え? 殺せないのか?」と絡んでみたくなるんだけど、でもこれは、「今ここから飛び降りて死ねよ。死ねないのか?」と脅すのと同じだから没。