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LINEマンガでガラスの仮面433話読み終わり!一気に読むとリアタイで読んでた時とは味わいが結構違ってて終盤のグダグダもわりと面白かった。どちらかというと紅天女の宇宙とか神みたいな思想にちょっとついていけなくて戸惑ったりした。

魂のかたわれ的な話は好きなケースもあるんだけど、マヤの魂の半分て亜弓さんじゃね!!???て思うからあんまり乗れないんだよな。まあここは同じく乗れてない紅天女とがっちり絡み合ったテーマだから仕方ないのか。

それより気になったのは頭ぶつけた亜弓さんに手術を受けてほしい、交通事故に遭った桜小路くんに療養してほしい、紫織さんにカウンセリングなどの適切な治療を受けてほしい……みたいな点だった。

特に亜弓さんの目に関してはやればやるほどむしろ白けが発生してしまって駄目だった。
亜弓さん、ハミルとくっついちゃうのかなあ………現時点ではちょっと嫌だなあ…。

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紫織さんが絵に描いたような「悪役令嬢」なので、悪役令嬢ものが流行ってる今読むと「やってんねえ!!!!!!」て気持ちになってかなり面白い読み心地だったな…。

紫織さんが「本物の星空なんかより足元に広がる人工の銀河のほうが素敵ですわ」みたいなこと言って自然派の真澄に「…………」て思われちゃったところとかさ、転生ループしたらここ絶対に選択肢間違えたりしないのにな〜〜〜!!!!!て思って愉快なノイズだった

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ガラスの仮面を再読して、49巻の辺りで初めて「聖さんて真澄のこと愛してるんだ………………」てなった。聖さん、死んだことになってるから戸籍とかも無いんだよな……環境が最悪すぎる…

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真澄はさぁ、本人が実はかなりぼんやりしてるから水城さんと聖さんとあと速水会長にいちいちリアクション介護してもらわないと話が進まないんだよね……甘やかされている……

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ガラスの仮面、月影先生がギャグやってるシーンて一二を争うぐらい好き。
月影先生もマヤと真澄のことに対してとかは結構鈍いんだよな…。

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ガラスの仮面、忘れられた荒野という特殊な舞台をフルに活かしつつ、黒沼のキャラを描きつつ、約束は必ず守ると言った真澄の見せ場をやりつつ、マヤがとうとう紫のバラの人の正体に気付くエピソードが超絶技巧ってかんじですごかった。

そこらへんに落ちてた酒瓶?に急に躓いた黒沼が手に持ってた煙草を放り投げちゃって、その煙草の火でスカーフが焼け焦げてしまったので初日以外の公演は他のスカーフを使うことになるというところだけ見ると昭和のギャグなのに……。

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ガラスの仮面、人生で初めての嫉妬に駆られた亜弓さんが、吊り橋から落ちかけてるマヤを一瞬でも見捨てようとしたエピソードめちゃくちゃ心がつらくなったんだけど、わりとすぐにその話をマヤ本人に打ち明けてお互いいかに嫉妬していたかなどを語り合いながら取っ組み合いの喧嘩をしてふたりともボロボロになって仲直りするのが爽やかで本当に良かった

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そうか、自然の星空はマヤを象徴してるけど足元の人工銀河は紫織さん自身を象徴してるのか……

2024-08-18 17:14:34 うどんの投稿 aiknwuriknru@misskey.design
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漫画描きのガラスの仮面(は?)、これまで一度も漫画を描いたことのないマヤが月影先生に目をつけられるエピソードで「あなた…この大きな円をコンパスもテンプレートも使わずに描いたというの…!?この正円を……!?」とか驚かれるシーンがあるに違いない。

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漫画描きのガラスの仮面、月影先生が「あの子はわかっているのよ…視線誘導がどういうものかを……本能で!!」とか言うしそれ聞いてみんながびっくりする。

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漫画描きのガラスの仮面、スクリーントーンの存在を知らなかったマヤがフリーハンドで点々模様を打っててそれを見た亜弓さんがびっくりするんだよな。

「でもわたし、亜弓さんのように正確な点々がどうしても打てなくて…この綺麗な画面には遠く及ばないわ」
(なんて子…!わたしがスクリーントーンをどう貼るか悩んでいる間にすべての模様を手で描いていたというの…!?)

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漫画描きのガラスの仮面、マヤの商業デビュー編もあったけどアシスタントだったはずの乙部のりえに陥れられて大人気のうちに商業界を追放されちゃうんだ…。

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ガラスの仮面、「紫織さんに関しては速水真澄が悪い」と思ってるけど全部が全部というわけではなく、鷹宮家の紫織さんの扱いも(紫織さんが病弱だったこともあって)ある種の虐待めいてるところがあるから紫織さんまわりの闇は根が深い。

そもそも真澄も(誘拐事件や打ち掛け焼け焦げ事件なんかが顕著だけど)虐待サバイバー的な側面があるキャラクターだし、速水英介も田舎の名家の妾腹として本妻や本妻の子ども達と折り合いが悪く……みたいな負の連鎖があってだいぶ詰んでる。

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今の時代の価値観で昔の作品の倫理を裁きたいわけではなく、そういう扱いを受けた子どもの心にはそりゃこういう形の傷がつくよなという気持ち

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ガラスの仮面、紫織さんには友達とか一人も居なくて……あんまり笑わないおとなしい子で……みたいな話もさ、(手遅れ感はすごいけど)一応婚約解消しようとしてる真澄に対する周りの大人たちの毒のような溺愛の仕方を見てると「鷹宮家のせいでは………???」てちょっと思う。

「よくも大事な孫娘を傷つけおったな!二度と大都との仕事はせん!!!見ておれ!!!!」みたいなタイプのじいさんだったほうがマヤと真澄の恋路的には幾分か楽だったよな

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ガラスの仮面、マヤのライバルはふたりともお嬢様キャラクターだけど、お芝居のライバルである亜弓さんは誇り高い努力家ライバル令嬢で、恋のライバルである紫織さんは病弱陰湿愛され令嬢なので、そこらへんが「お芝居や稽古のターンはカラッとしてて面白いのに、恋愛パートはなんかみんなウジウジしててキモいな……」という感想にも通じてるというか

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ガラスの仮面、「ナマの感情や経験こそがもっとも良い演技に繋がる」という古のスポ根演劇神話的な漫画なんだけど、その中で「恋愛とかしたことないから恋する人間の演技がよく見ると薄っぺらいんだよなwww」って共演者に陰口言われた亜弓さんが恋する人間の挙動を学ぶために野暮ったいかんじの端役の共演者に目をつけて自分に惚れさせてその様子を観察して学ぶのが(「芸のためならどんな非道なこともする」的な部分はあるものの)「自身の体験やナマの感情に頼らずとも良い芝居は出来る」という話なので結構好きだなみたいな感想になった