2xxx年の節分の日の夜、新幹線の車内で一部の乗客が破壊行為を働き、列車の設備に深刻な損害を与える事件が発生しました。新幹線の列車は東京を出発し、目的地に向かう途中でした。夜のちょうどよい時間であったためか、ある乗客のグループが酒を飲み宴会をはじめました。このグループは最初は単に会話が騒がしいだけでしたが、次第にエスカレートして、罰ゲームとして卑猥な言葉を叫んだり、全裸で踊り始めたり、関係のない乗客の鼻毛を抜いたりし始めました。このような傍若無人な振る舞いに怒り狂った乗客の初老の男性が突如として立ち上がり、カバンの中から煎った豆を取り出しました。そして、「鬼は外！」という掛け声とともに大量の豆を投げつけました。ところが、酔っぱらいグループはそれに怯むことなく豆を拾っては撒き散らしたために、車内の状況は悪化しました。初老の男性は、酔っぱらいに蹴りを入れましたが、酔っぱらいは応戦し、他の乗客は野次を飛ばしたり煽ったりしました。このような騒ぎは隣の車両の乗客に伝わりましたが、隣の乗客らは逃げたり通報したりせず、野次馬として押しかけたために、さらに混沌とした車内になりました。男性が酔っぱらいの腹にパンチを決めると、酔っぱらいは嘔吐し、吐瀉物は別の酔っぱらいに降りかかりました。服を脱いでこの吐瀉物を拭い、汚れた服を男性に投げたところ、的は外れ、野次馬に直撃しました。野次馬はこれを洗い流すために、手に持っていたミネラルウォーターのペットボトルをかけたために、車内の床は水浸しになりました。床が水びたしになったことで、奥で気分が悪そうにしていたまた別の酔っぱらいが床をトイレと勘違いし、放尿し始めました。このような悪臭を放つ液体で満たされた車内をどうにかしようとした野次馬は、手近にあったシートの布を引きちぎり、それを床に敷きました。ところが、これにより中の詰め綿が露出したのを酔っ払いが見つけ、詰め綿を引きちぎっては、わっしょいわっしょいと騒ぎ立てながら上に撒き散らしました。このような様子を乗客たちはスマホのカメラで撮影し、SNSに投稿していました。このショッキングな動画は瞬く間に拡散され、酔っぱらいにうんこを投げつけろなどの過激なコメントもなされました。乗客の中には、このような異常な雰囲気に呑まれて正常に判断ができなくなり、実際にうんこを投げつける人もでてきました。この様子は乗客の携帯電話を通じてテレビで生放送されるに至り、この列車は、警察や消防車、救急車が待機するエリアに緊急停止することになりました。酔っぱらいは検挙されましたが、一部の野次馬乗客の不法行為は犯人が判明しませんでした。また、事件がおきた車両は、内装を入れ替えることで再使用可能と判断されましたが、あまりにもひどい事件の記憶を消し去るために、鉄道会社で爆破解体することが決まりました。
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この物語は、想像を超える極端なマナー違反に遭遇した時に、人々は傍観してしまうことがあり、また勇気を出した人もおかしな行動をしてしまいかえって事態を悪化させ、取り返しのつかない状況に陥る可能性を教えています（？）。