サド裁判で勇名をはせた澁澤氏というと、どんな怪物かと思うだろうが、これが見た目には優型の小柄の白皙の青年で、どこかに美少年の面影をとどめる楚々たる風情。
（中略）
珍書奇書に埋もれた書斎で、殺人を論じ、頽廃美術を論じ、その博識には手がつけられないが、友情に厚いことでも、愛妻家であることでも有名。この人がいなかったら、日本はどんなに淋しい国になるだろう。"

性癖、坂口安吾の白痴読んだせいでひん曲がった
あれが青空文庫で読めるの、法の抜け穴すぎるだろ

ベタな作品は「広く薦めて良い作品」​​
霊応ゲーム/パトリック・レドモンド もおすすめ​​
最初はボリュームに警戒してしまうかもしれないですが、ご安心あそばせ

圧倒的耽美寄宿学校男男関係性のまえでは、全ての質量は0に等しいのです。
霊応ゲーム的な、カリスマ性あふれる美少年と支配被支配が垣間見える関係性に目覚めた貴方は、読了後すぐにデミアン/ヘルマン・ヘッセをお求めになって。​​

ミステリでオタク（腐）におすすめなのは　皆川博子の「開かせていただき光栄です」​​
すえた匂いを漂わせる切なく耽美なミステリ​​
ミステリの女王の美文を堪能あれ​​

個人的なブロマンス文学の金字塔はヘルマンヘッセの「デミアン」だと思いますわ。
翻訳がいくつか出ていますが、読みやすさは光文社。かっこよさは岩波と思いますわ。

BL文学をお探しのお嬢様方！「日本近代プレBL短篇選　給仕の室」はお読みになってらして？
マイナーな作品から超有名文豪の作品まで「BLですわ〜」とドラミング不可避の傑作揃いですわ！！一作目冒頭から「これは恋です。男同士の恋」とゼロ距離タックルを食らえる稀有な経験ができますわ〜！！！！！！！

霊応ゲームもBL文学としておすすめの一冊ですわ。寄宿学校のカースト底辺いじめられっ子が、恐ろしいほどに美しく邪悪な少年と出会い、ヤバいことになりますわ。霊応ゲーム (ハヤカワ文庫NV) https://amzn.asia/d/dTx8DOn

この闇と光 (角川文庫) https://amzn.asia/d/3a1cPHm

国を追われた盲目の王女・レイアは、父王と美しい物語に護られ、確かに幸福な日々を送っていた。しかし、ある日その幸福はうち壊され、凡庸で退屈な混乱の中一つの真実に辿り着く。婀娜やかな言葉によって紡がれる、箱庭の優しさと愛、憧憬に狂わされる人間！！！おすすめの一冊ですわ！！！

孤島の鬼、押し倒されて「僕はこの人のお嫁さんなんだ…」と自覚するシーン、めちゃくちゃ笑っちゃった
そんなんやっていいんだ……

澁澤龍彦、「癖を歪める人」と言うより、「まんまと引き寄せられた癖が歪んだ人間を圧倒的知識と言語化センスでもって深みにハマらせて人生をバグらせにかかる人」って感じ

推しカプ、「お前との熟れた春がずっと続くと信じていた」片割れと「熟れた春が静かに腐り変質し、美しかった春も憎んだフリをした」片割れが、一生あの日の青さを悼んでいます

「この屈折に手を差し伸べる誰かがいたこと。それが貴方だったこと」
「わたしの暗闇に差した光が私の身体に反射して、いつか貴方に届く祝福になればいい」
推しカプ概念です

俺の推しカプ、お互いがお互いの運命じゃなくてもいいから、
「報いなど無くとも構わないさ」と強がった鬱屈の先で見つけた暖かい祈りの形をしていてほしいよ

救世主にだってなれたけど、腐り死ぬだけだったエゴに報いるために魔物に堕ちた人間、​​