37巻読んだ。今月38巻も出るはず。スピリッツ連載は一旦終了しており、その後はビッグコミックで不定期(?)連載になり、着実に続いてはいるな。
登場人物はサザエさん時空に入ってるけど時代背景は現代に沿っている。ゴルゴ的。でいて闇の美術商ってあたりのブラックジャック的な展開。フォーマットとして盤石。
だが、ポイントは作者の博覧強記なところが全く衰えてないことだ。古今東西のあらゆる知識を貪欲に摂取して複雑なパズルを組み合わせて1本の良質な読み切りを作り上げてる。
ゴルゴのように優秀なブレーンがいるのかわからんけど細野不二彦さくひんはだいたいその路線。全く頭が下がる。尊敬しかない。
37巻も茶器を擬人化するゲームを作るために茶器の売買って話からの利休が晩年の茶器を黒くした理由なんかが描かれてる。
三田村女史と秘書のサラ。この2人が最近のレベルでもちょいと純情じゃないか?と思ったり。
あと悪い意味で絵がちょいラフすぎないか?と思ったり(全く許容範囲だけど)