19:47:38
オタク君の性癖を一生歪めていく異種族娘たち 牛帝 紙魚丸
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オタク君が異種族の優しいかわいい娘たちに性癖を歪められるようなエロいことをされる話。
黒ギャルエルフだけどけっこう年いってて優しいギャル通り越しておばあちゃんギャルに「握手洗い」してもらいエルフ、お風呂、年増、人妻、手フェチになるってシステム(ギャルフェチわ?)。
惰性67%や各種成年コミック(陰キャをカキタレにしてて彼女ができたから捨てたけどカキタレにやってた好き勝手セックスが忘れられなくてお願いしてやらせてもらう話がとても好きです)に描いてた紙魚丸氏の手腕が存分に発揮されてちゃんと実用に耐えられるメリットになってます。幼馴染が性転換して「おれらの夢だった全身スポンジ洗いをしよう」なんて話はとってもいいです。紙魚丸氏はウエッティは描写がいいですね。
原作の牛帝氏はかなりがんばっておられて毎話に1ページ追加ネタを描いておられ後半1本描き下ろしにネームも1本掲載(ほぼ完パケver.だった)。
これがいいアクセントになってた。どうしてもほのぼのする絵だからチルアウトにもなるし。牛帝氏の人柄がよく出てるよなと。最終的にそこが残します。

20:05:27
たたかいのきろく 小田扉
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もしかして小田扉で最大の問題作ではないか?最大の実験作でもあるか。
1話読み切りのオムニバス。そのテーマは「たたかい」。戦いについての読み切りオムニバス。
かたや戦記風に、位置情報ゲームの記録を紡いでみたり。
架空の動植物の食物連鎖などの知られざる戦い(もともと架空だから誰もしらないのだが)だったり。
かたやギャル(小田扉マンガ史上1番かわいい)が自分の乗ったバスが世界で一番混んでいたって嘘を突き通す戦いだったり。

各回趣向を凝らしてるけど凝らしすぎて青天井式に複雑に精緻になってて、読んでいて「なんだこれ?」って感じになる。小田扉マンガはそういうところあるけど、その凝り性なところが極限まで突き抜けたシリーズだと思われ。
とくに「宇宙大戦争」は頭がおかしくなる怪作。
最近、おセンチになる展開が得意だったけどそれを一切排除してる凄みがあるね(入る余地がなかったのかも。どれも大河ドラマのダイジェスト感あるから)。
まー、すごかった。