犯罪都市シリーズは罪もない市民が死ぬし韓国映画らしい陰惨な暴力描写もあるのだが、小手先での誤魔化しゼロ!全編ストレート真っ向勝負!という感じが鑑賞していて清々しくとにかく爽快感があって好きだ。
あとは「みんな悪い奴らをワンパンで伸していくマ・ドンソクが見たいよね!どうぞ!」とこちらの見たいものが期待通りに見れる安心感もある。カレーライス食べに行ってカツと唐揚げと温玉がトッピングされてる位の勢いが多々あるが。
基本的な構成は前作と同じで、何も小難しいことはなく履修や復習等は不要で、マ・ドンソク演じる規格外の怪物刑事マ・ソクトの力に耐えうる、拳による制裁を受けるのも致し方ない巨悪を倒す筋書きとなっている。4作目ともなるとソクトのオーバーキルっぷりを凌駕する巨悪を設定するのにも一苦労では?と思ったが、そこに今回の敵であるペク・チャンギによって監禁・暴行を受け息子を殺され悲しみから自ら命を絶った母親からの遺書というベタながら王道なシークエンスが巧く効いてくる。