本草奇説 もの言わぬ植物たちも夢をみる
福井 栄一 (著)
《邪を退ける桃、人をうむ竹、死者を引きとめる梅。草や花や木にまつわる、草や花や木にまつわる、不思議で奇妙で滑稽な怪奇譚。植物の豆知識も織り交ぜながら、やさしい文体が語りかけてくる。竹取物語や古事記から、あまり知られていない説話まで全45編を植物の豆知識とともに収録する。》
本草奇説 もの言わぬ植物たちも夢をみる
福井 栄一 (著)
《邪を退ける桃、人をうむ竹、死者を引きとめる梅。草や花や木にまつわる、草や花や木にまつわる、不思議で奇妙で滑稽な怪奇譚。植物の豆知識も織り交ぜながら、やさしい文体が語りかけてくる。竹取物語や古事記から、あまり知られていない説話まで全45編を植物の豆知識とともに収録する。》
学習塾の送迎バスが来てバス停にとまり、65〜70代?くらいの普段着の男性が降りてきた。と思うとキックスケーターをカシャンとひろげて漕ぎ出す。そのままスーっとバス通りを鮮やかに横切って2つ目の角を曲がると少し先のお宅のガレージへ入っていくのが見えた。またキックスケーターをカシャンとたたんでガレージの奥に立て掛けるような音がする。そのまま家に入って行く…かと思いきや、再び表に出てきて、後を尾けるかっこうで歩いてきた私とすれ違い、もと来た方向へ歩み去った。いわゆる「情報量が多すぎる」光景だったのだけど、あのおじいさんなにもの?