なんかもうずっと前から、いつのまにか、そこはかとなく、うっすらと、世界が嫌いかもしれないという思いがあるような気がしているな。
冗長な言い方をしてしまっているのは、そうは言うてもそんなの不健全だろという自覚はあるからです。世界を愛せよ。人生を愛せよ。ポジティブに生きよ。しかしこう書いた端から、いや、だってこの世界、現状追認して受け入れたら駄目な感じでは? と振り出しに戻る。
私の感覚では「それフィクションなら悪役の台詞だろ」と思うようなことを平気で言う人たちが高い評価を受け、選挙に行っても投票対象が当選することなどなくただ自分と世間の乖離を思い知り、署名運動に参加すれば無視してよいノイジーマイノリティと言われ、多数の人たちと一緒にパブコメを書けば当局からは数が多すぎて検討できないとか言われる。物価は上がり、生活に使えるお金は減る。大切にしていることがらが権力者によってないがしろにされる。真摯に差別反対や弱者救済を訴えている人たちが嘲笑される。
とどめを刺すように、志なかばで人が亡くなる。
そんな世界を、いつもそこはかとなく。点在する「いいこと」をつないで、なんとか息をしながら。