消費者庁の子ども安全メールです。
子どもの歯みがき中に、歯ブラシ をくわえたまま転倒したりぶつかったりして、のどを突く事故が起きています。東京消防庁管内では、5歳以下の乳幼児が歯ブラシで受傷した事故により、令和4年までの5年間で182人が救急搬送されており、特に1、2歳で多く発生しています。
消費者庁・国民生活センターには、歯ブラシがのどに刺さる事故などの情報が医療機関から寄せられています。
「歩きながら歯みがきをしていた際に転び、歯ブラシで口の中を突いて出血した。上あごに深さ7mm程の傷ができた。」(2歳)
「椅子に座って歯みがきをしていて、歯ブラシをくわえたまま転落した。のどの上部に筋肉に達する傷を負い、入院が必要となった。」(3歳)
「子ども用の歯ブラシ(曲がらないタイプ)を使って自分で歯みがきをしていた。一歩踏み出した際に転倒して顔を床に打ち付け、口にくわえていた歯ブラシが上あごに突き刺さった。全身麻酔をして、気管挿管・人工呼吸管理下で歯ブラシを抜いた。抗菌薬治療を行い約1週間後に退院した。」(2歳)