箱根ガラスの森美術館の庭園も雪化粧されています。
展示作品の御紹介:風にそよぐグラス
(1895年│ヴェネチア│アルティスティ・バロヴィエール工房│ジュゼッペ・バロヴィエール制作)
名工ジュゼッペ・バロヴィエールによって実験的に作られたグラスで、19世紀末にヨーロッパで大流行した「アール・ヌーヴォー様式」を採り入られた作品です。植物の茎をイメージした細くて長い脚部の上に頭の大きな坏身が熔着され、わずかな風にも揺れ動きます。1895年に開催された第1回ヴェネチア・ビエンナーレと共に開催された展覧会に出品され、ガラス工芸の常識を破る驚異の技術を駆使した奇跡のグラスとして、大きな注目を集めました。
セーンジャー馬頭琴コンサート
https://hakone-garasunomori.jp/event/senjiya/
開催日:毎週水曜日(予定)
「草原のチェロ」と呼ばれるモンゴルの民族楽器・馬頭琴の力強くも優しい音色をお楽しみ下さい。セーンジャーの奏でる音楽は、聴く者を一瞬にして悠久の時代に誘います。
マガモ
https://www.hakone-garasunomori.jp/garden/mallard/
箱根ガラスの森美術館の人気者です。 オスの頭は青みがかった緑色で首に白い輪があり、春になると特に色鮮やかになります。メスはオスより地味で全身褐色の縞模様です。えさは、とうもろこしなどの穀類を中心に与えています。
箱根ガラスの森美術館庭園で生まれ育ったカモの大半は渡りをせず、池に住み着いたままでいます。
近年は他所から飛来したアイガモやマガモ・カルガモが庭園の池に来ているようです。
2025年初春 所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスとカーニバルの世界」開催中の箱根ガラスの森美術館では、入館チケットが仮面形になりました。
※無くなり次第終了いたします。
展示作品のご紹介:レース・グラス玉脚コンポート
(16世紀末~17世紀初|ヴェネチア)
直線レース棒と縄目レース棒を交互に組み合わせたレース・グラスのコンポートで、開口部に広い鍔が作られている点に特色がある。
鍔広の開口部は、中に少量の珍味を入れる形式であるから、シュリンプ・カクテルや海鮮珍味を入れる器として作られたものであろうと考えられる。
2025年初春 所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスとカーニバルの世界」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2025_festival/
会期:2025年1月25日(土)から4月13日(日)まで