展示作品のご紹介:RIFLESSI DI LUCE 光の反射
(1987年│リヴィオ・セグーゾ)
この作品を制作していた当時、リヴィオ・セグーゾは光の作用と連動したガラスの造形的な可能性について研究を重ねていた。透明なガラスの内部に光を受ける気泡を入れることで、モチーフが水や空気であるかのような予測不可能な価値観、パースペクティブを持った全く新しい作品が誕生した。ガラスにボリュームを持たせることで、内部により多く光を蓄える効果を生み出し、完璧な調和を保ちながらガラスの造形性を無限なものへと導いている。また、作品の上部に力強く刻まれたラインは、彫刻のダイナミックな性格を強調する役割を果たしている。
~響き合う東西の美~ ガラス・アートの世界
https://hakone-garasunomori.jp/event/east_west.html