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小説や映画といったフィクションに触れるときに、主人公を文字通りのヒーロー(英雄・理想の人物)、ヒロイン(理想の女性)として見る、という人がいることは私の経験から知っています。私は今、小説を書いているので、書く人として姿勢というか考えを述べると、私の書く小説の主人公は性別問わず「理想像」ではありません。長所も欠点もある人物に頼んで主役(ときにストーリーの進行役)をやってもらっている、という感覚です。もちろん、読者への礼儀として、思いつく限りの個性や長所を持たせようとはします。でも、理想の人物ではありません。私がフィクションに接するときは、主人公を「いち主人公」として見て、理想化はあまりしてないつもりです。
…という姿勢は少数派なのかな〜?