間が空いちゃったけど書いてゆきますわ〜！
二日目は、世界遺産のバロン渓谷国立公園を横切るキュランダ鉄道に乗りました　ケアンズからキュランダ村まで途中停車しながら二時間の道のりです　もうめっちゃ「世界の車窓から」の世界

観光鉄道ということもあり、トコトコのんびり走るかわいい列車です
いちばん嬉しかったのは山の只中をゆっくり眺められたこと　赤土の斜面から露出する樹木たちの根が大変スリリングでした
こんな山の中まで自分一人じゃとても来られないからね

キュランダ鉄道そのものは1891年に建設されたもので、1930年ごろに観光列車の形になったそう
開通にあたっては現地先住アボリジニからかなり激しい抵抗があり、虐殺の歴史もあったとのこと
https://www.kuranda.org/about/indigenous-culture

それが風光明媚な観光列車として地域に溶け込み、私自身も楽しめてしまうことに一抹の座り心地の悪さも感じつつ（この苦味はこの後の旅行中もずっと伴うことになる、伴っていた方が良いのだと思う）、130年の歴史があるってのはそういうことなんだろうか…とか、この土地を通りすがる観光客のひとりにしか過ぎない自分が何を考えても安易な感傷なのでは…とか、そういう答えがない類の考え事を日記に書いたりしました

あと、日本でも「開通100年！」とかそういう、駅や鉄道の息の長さには折々触れていたのにあんまり意識してなかった、鉄道って一度完成するとかなり息が長いんですよね
（まあ日本の鉄道は今後の人口減できっと路線が減っていってしまうのだろうけど、それでもゼロにはならないだろう）

……ということは多分、樹木続編のユハ時系列（本編から127年後）である未来にも、鉄道は残ってる可能性が高い　かもしれない
このごろはユハ続編執筆の関係で「今から100年後にも残ってるものってなんだろう」ということばかり考えます
ユハさん、続編で列車乗る予定ある？　乗りたかったらできればプロット段階で言いにきてね（）