文スト アニメ42話「完璧な殺人と殺人者(其の二)」感想
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前話でポォくんが「(乱歩の)ライバル」と強調していたのを受けて、ちゃんとライバルって呼ぶ箕浦さん優しい。例え名前を知らないからだったとしても(小声)。

からくり人形怖すぎるよ!!
旅館の女将さんはその人形が運んでいた人間の耳を見てから悲鳴あげていたけど、それ以前にあんな薄暗い中、階段を登った先の廊下から人形がカラカラと音を立てて近づいてきたらその段階で怖いよ!!
その程度で怖がっていたら旅館の女将なんて務まらないということ……?
😨

箕浦さんのジッポ可愛いな!? 猫好きなのかな!?

ポォくんの携帯の着信音どういうこと!?(笑)
とてもビビった。カラス??
調べてみたら、史実のポー氏の著書に「大鴉」というタイトルがあるのですね。

車内で乱歩と会話する虫くんが表情豊かで可愛いなぁ。
あんな犯罪者向きの異能力を持っているというのに、全然そっち側の感じを受けないのが面白い。

乱歩「銃を持つとみんな馬鹿になる」
銃を突きつけられるシチュエーション、設立秘話との対比なんだね。
運び屋が外交職員ってあれ身分証は偽造とかじゃなく本人? わからん。
身分証の名前は「Akakii Akakie Witch」かな?
この辺、原作でちゃんと確認した記憶がない。

車内に置き去りにされた携帯が鳴って、それを無警戒に取ってしまう虫くん無防備で可愛い。
いちいち虫くん可愛くて困る。

携帯画面の異能の演出カッコいい!!
乱歩の「仲間が僕を無敵だと思っているから」の乱歩がみんなに囲まれてて笑顔が溢れる画が、とても沁みる。
何か足りないと思ったら、乱歩のデスクにお菓子が無い! 乱歩もお菓子を持ってない!!
そしてここの太宰が楽しそうで可愛いな!

金田一殺しの真相が自作自演っていうのも、設立秘話と似ていて面白いな。
あちらは死んだ演技であって実際には死んでないけど。

横溝、酷い男だな。
でもこの二人の関係性はどうしても好きになってしまうよ。
虫くん優しいよ、本当。
泣きながら首を絞めるシーン、泣きそうになってしまった。

乱歩、「魔人そのものを記憶し取り込んだ」!?
乱歩がドス背負ってる!?
こんなシーン原作にあったっけ!? 全然記憶になくてびっくりした。
ちょっとこの辺の演出は私の理解を超えていた。
多分あれだな、私は乱歩にはどんなことがあっても100%光でいて欲しいから、闇堕ちしたみたいな演出に拒否反応があるんだな。

虫くんの「駄目だ」の言い方が、すごく感情が詰まってて良かった。草尾さんの演技素晴らしい。

自首した虫くんに仕事を紹介するくだりも設立秘話つながりで鳥肌立ちました。
文ストはこういう「自分がしてもらったことを別の誰かにする」って感じの繋がりがたくさんあって好き。
それにしても社員証が妙にはっきり描写されてたな。

乱歩がいつの間にか箕浦さんの猫ちゃんジッポ持ってて、君も誰かさん並みに手癖悪いな(笑)

虫くん連行中のパトカーが前方の事故で止められて、向かってくる警察官、白い髪で明らかに怪しいだろ!って思ったけど、よく考えたら敦も白いし、白い髪の警察官がいても何もおかしくないのか。
共喰いの時に警官に変装して森さんに近づいたドスは黒髪だから気にならなかったけど、髪色によっては警官の変装が浮いてしまう先入観を持ってしまっているの悔しい。

ゴーゴリ登場シーン面白かったな〜。
パトカーを運転していた警官が撃たれて、時間差でフロントガラスに血が飛び散ってて、なるほど人が撃たれる現場なんて見たことないけど、実際はそうなるんだなって説得力があった。

ゴーゴリはなんかもう色々ひっくるめて文句ないよ(笑)
子安さんをキャスティングした人を讃えたい。

そこから虫くんがパトカーの無線機で乱歩に探偵社の危機を知らせようとして、途中で始末される銃声を乱歩が聞いて……までの流れ、こちらまで緊張してしまうくらいの緊迫感があって凄かった。
その後EDに入った時、ドッと疲労感がありました。

文スト アニメ43話「悲劇なる日曜日」感想
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死体の写真が、ぐ、グロい……。
絵でも結構グロいと思うのに、これ実写だったら耐性ない人は吐くよね。
「ぬらりひょんの孫」の敵の術に「九相図」というのがあって、「死体が朽ちていく経過を九段階にわけて描いた仏教絵画」のことで、漫画にもこの絵があるのだけど、文ストの方がこれ以上にグロい気がする。
白黒とカラーの違いもあるけども。

乱歩が虫くんのことを「友人」と呼んでいるのにグッときました。

斗南司法次官の声が、絶対知ってる声なのにどなただかわからなくて気になってしまって、初見の時に台詞があんまり入ってこなかった(笑)
結局EDテロップ見るまで分からなくて、松本保典さんだと判明して「あーー!! そうだーー!!」ってなりました悔しい。

敦くん、カメレオンの餌やりってなに!? なんでカメレオン!? 面白いな(笑)
敦くん探偵社員として調査業務には向いてないな〜って思ったりもするけど、逆にあの素直さが敵を欺きやすかったりするかも知れない。敵が勝手に裏を読んで騙されるというか。

競馬場キターーーー!! ついに登場してくれました太宰さーーん!!
競馬場にいる太宰をとても楽しみにしておりましたよ。
そしてこの探偵社員ルックも早々に見納めか〜。
「共謀殺人138件、恐喝312件、詐欺その他625件の容疑で逮捕する」
この罪状読み上げは、あの原稿用紙に書かれる演出が使われると勝手に想像していたので、そうじゃなかったのがちょっと残念。
ところで「詐欺その他625件」の「その他」の内訳が気になります。
共謀殺人の件数って、例えば1件の殲滅任務で敵組織の人間100人死んでても1件の計算なのかな。
4期放送開始前のPVにもあったけど、罪状読み上げられた時の太宰の表情が好きだ。

斗南司法次官が「マフィアとの癒着」とか喋ってる時に映る面々の中也が、アングルの技なのか遠近法なのか、あまり小さく見えなくて良かったねぇ中也
☺️

秘書「斗南先生、例の書類が揃いました」
いやいやいやいや第一声で正体がバレちゃってて笑った。子安さんの存在感が良い意味で強すぎる(笑)

以前、福沢さんが指示されて暗殺した対象の中に、斗南司法次官の父親がいたんだね。
指示書に記載された名前が「斗南撫山」となっていたので調べてみると、史実の斗南氏の父親は「中島撫山」とのこと。
中島撫山氏は、史実の中島敦氏の父方の祖父でもあるのだそうで。つまり史実の斗南氏と中島敦氏は、伯父と甥の関係なんだって。へぇ〜。

秘書もといゴーゴリ「半年間お世話になりました、先生」
みんな言ってると思うけど、半年間も秘書やってたんだ!? 意外に地道なお仕事だったのね!?

競馬場で手錠を掛けられて絶賛逮捕され中の太宰さん。
そんな光景を前にしてザワつきもしない周囲のモブさん達。ヨコハマではよくある光景ってことか……?

太宰「何故今頃私を逮捕しに来た?」の声色が冷え冷えしていてとても良い……。

あああああ、虫くんが見事なまでのボコボコっぷり。可哀想。
でも死んでなくて良かった〜。(原作読んでるのに忘れてる)

ゴーゴリから探偵社へのライブ映像、双方のテンションの落差にジワる(笑)

ゴーゴリ「地上にある電柱を、落としてみた☆(キラリンッ)」
楽しそーだなぁぁぁ!?(笑)

敦の素足を指先で撫でるのなんなのえっちだな。
そして太腿はナイフでブスブスするのなんなの痛い痛い痛いよぉぉぉぉ。ヒィぃぃ。

敦VSゴーゴリの場面と、乱歩と種田長官が会話するシーンが交互に展開して、乱歩達がいる部屋の壁に描かれた翼みたいな絵とゴーゴリの言う「鳥の自由」がリンクしてる演出、良いな〜。

ゴーゴリ「僕は完全に正気だ」
アニメのゴーゴリの顔、原作より目付きが柔らかい感じがして、結構印象が変わるなぁと思った。

ゴーゴリ「理解してくれたのはフョードル君だけだった」
あれ!? 「ドスくん」じゃないんだ!?
それ以前にゴーゴリも原作ではゴーゴリ(姓)を名乗っているのにアニメだとニコライ(名)なんだよね。
何故なのか、史実のゴーゴリ氏を調べてみたら、ロシア語だとゴーゴリなんだけどウクライナ語だとホーホリなんだそうで。この辺が関係しているのかな?
ゴーゴリ氏はロシアとウクライナの間で所有権争いされてる上に、リアルに現在進行形でこの2国はあれな状況で。
でも、姓だけじゃなく名前のニコライもウクライナ語だとムィコーラになるみたいだから、関係ないか……?
もし関係あるとすれば、ゴーゴリが「フョードルくん」呼びになったのもゴーゴリが名の方を採用したのに合わせたのかもなぁ。知らんけど。
まあ、全然関係なかったとしても、何か大人の事情があるのは察します。

斗南司法次官の下の名前って何だろうって思ってたんだけど、軍警のPCに「斗南端蔵」って出てたね。

ま、ま、まま、真っ二つが、マジで、真っ二つだった……マジで……?
このシーンは原作でも衝撃的だったので、アニメでどう表現するのかなって気になってたんだけど、原作よりむしろセンシティブでは……。
こう、もっとぼかして、人間が真っ二つになるビジュアルは見せずに状況がわかるような演出にするかと思ってました。
私は平気だけど、これは無理な人は無理なんじゃないかな〜と心配。
なんつーか、動きが加わるとこんなにも違うんだな。
チェーンソーで切り刻まれるシーンもキツいけど、それ以上に切断された上半身がドサリと床に落ちるシーンの方がギャーッてなった。

4期は設立秘話で3話使ったし、OP映像の内容から、かなり先までストーリーが進むのでは? その場合、原作から大幅にシーンを削ったり、駆け足で進んじゃうのかな? という不安もありつつ、でも文ストのアニメ製作陣は信頼しているので大丈夫だろう、とか無理矢理ポジティブに考えていたのですが、むしろ敢えて駆け足にしているのでは? と思えてきた。
というのも、今回の話みたいな展開が何話も続くのは、ストーリー上必要な展開とはいえしんどいし、やっぱり大半の視聴者は探偵社やポトマが敵をどんどん追い詰めて勝つ!っていう展開が見たいだろうから、ストーリー展開としてはサクサク進めていって、一方でテンションの上がる戦闘シーンだったり、過去話だったりをじっくりやった方が良いかも知れないな、と。