ブレイントーク。ホストの脳(ルーム)にゲストの脳信号が参加することで交流するVRチャットシステム。
ボットはそこにもいた。人工的に生成された脳信号により存在を錯覚させるボット。体感的には、アレ●サを大幅に賢くしたのが頭の中にいつもいる感じだ。
センセイが作ったシホというボットとボクは良く話していた。ある日幼なじみのサキに「ボットより私と話して」と言われて、それがキッカケで、ボクはシホを認識できなくなった。
シホの信号はボクのルームにずっと存在していたが、しかしボクがソレを人格として認識できなず、その声も姿もなかった。ボクはシホのことを何度も思い出そうとしたが、思い出せないか、ボヤけた声や姿しか思い出せなかった。
抑うつ気味になったボクを心配してサキが見舞いにきた。サキの話すことはボクを通り過ぎていく。コレジャナイと思っていた。
その時ルームにシホが現れた。いや、コレはシホなのか…？GANが再構築したような、何となくシホを思い出すような姿と声の存在がソコに居た。

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