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コズミック フロント「地動説 〜謎を追い続け、近代科学を生んだ人々の物語〜」(2023/1/5放送) みる

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『チ。』出た。

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1月の時点で280万部も売れてたのか。

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イントロのタイムラプス、時々見る「星空の方を固定して風景が回転する」星景タイムラプスだ。たカメラ

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あ、これ再放送か。本放送は2022年10月27日。

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古代ギリシャ人の天動説のモデル、天球儀。

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フルボイスで『チ。』が。

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プトレマイオスの天動説。古代天文学の知識の集大成『アルマゲスト』。「周天円」という数学的なモデルで天体の位置の観測結果を驚くほどの精度で説明した。火星の逆行も説明できる。

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『チ。』作者の魚豊さんの談話。顔出しなしなんだ。

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『アルマゲスト』はキリスト教世界では研究されなくなり失われかけた。しかし『アルマゲスト』はイスラム世界に継承されて発展した。バチカン図書館に残された『アルマゲスト』の解説書。アラブの学者トゥースィーが書いた本でコペルニクスのモデルによく似た地動説が展開されている。コペルニクスの地動説の元ネタかもしれないとも言われている。

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天体観測装置アストロラーベ。これもイスラム世界から伝わったもの。

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これらのイスラム科学のヨーロッパへの流入はその後の科学の発展に大きな影響を与え、12世紀ルネッサンスと呼ばれている。

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暗黒時代などと言われているが中世キリスト教会は科学研究を推進していた。大学が生まれたのもこのころ。神が宇宙を創造したという命題を探求するために。アストロラーベもさかんに製造された。

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中世の大学で使われていた教科書『惑星の新理論』。原本はオーストリアの天文学者ゲオルグ・ポイアーバッハの著書。惑星の運動を物理の側面から捉えようとしていた。従来天体の運動の探求は数学の領分で観測結果を精度良く再現できればそれでよしという風潮があった。

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数学で個別の現象を説明するモデルをパズルみたいに作っても宇宙の全体像を説明する理論が作れなかった、ということか。しかしそれではキリスト教的にもマズかった。

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コペルニクスの発見に大きな影響与えたのではないかと言われている天文学者レギオモンタヌス。15世紀後半に活躍したポイアーバッハの弟子。1496年にベネチアで出版された彼の著書『アルマゲスト綱要』アルマゲストの解説書だがプトレマイオスのモデルでは実際の月の大きさ(視直径)が説明できないとする記述がある。

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また、惑星の運動が常に太陽の運動と連動しているという記述がある。このことが太陽を中心とする地動説のヒントになったのではないか、と。

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コペルニクスが『アルマゲスト綱要』を手にしたきっかけ。グーテンベルクの活版印刷の発明がベネチアで発展し商業化。書物は小型化され大量出版が可能になった。『アルマゲスト綱要』もそうした出版物の一つだった。今でも世界中の図書館に残っている。ベネチア大学のマリオ・インフェリーゼ教授によると全部で238部。この時代の書物は通常20〜40部しか残っていない。ベストセラーだった?

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1543年、コペルニクスは『天球回転論』を出版し地動説を世に問うた。その背後には15世紀の天文学の発展があったと考えられるが、まだ研究途上とのこと。

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火星の逆行を説明するために天動説は複雑になり必要な仮説も増えた。地動説は周る地球が周る火星を追い越す時に生じる見かけの動きとしてシンプルなモデルで逆行を説明できた。

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コペルニクスには地動説をすぐには出版しなかった。教会の反応を気にしたこと、そして証拠がなかったこと。地球は動いているのに地球上の我々はその動きを感じとれない。しかし出版後、地動説はほとんど問題視されず60年間何も事件は起こらなかった。ガリレオの時代は状況が全く違った。

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1600年、ジョルダーノ・ブルーノの処刑。彼はコペルニクスを信奉し宇宙の無限性を主張していたがそれが処刑された理由ではなかった。地動説を主張したことを理由に処刑された者は一人も確認されていない。

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作家の朝井リョウさんのセレクトした『チ。』の名セリフ。

『チ。』4巻より。「第三者による反論が許されないならそれは――― 信仰だ。」
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『チ。』7巻より。「自由の定義は?」「そう問えること。」
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「…でも、信念を忘れたら、人は迷う」 「迷って。きっと迷いの中に倫理がある。」
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コペルニクスの地動説の60年以上後のこと。ケプラーが天体の楕円運動を発見する。同じ頃ガリレオは望遠鏡による観測で地動説を確信する。

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1499年に完成したベネチアのサンマルコ広場の「天文時計」。当時は天動説に基づいて惑星の運行をも示すものだった。1759年に文字盤が取り替えられて今の形に。って言っても今も太陽が周ってる?

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コペルニクスの地動説が広く受け入れられるまで1700年代までかかったという話。

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この話をベネチアの花火大会で締めるのはどうなのか… 星見えへんやん。

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説い続けること、真理に到達したとは思わないこと。