5歳くらいのこどものころ、お風呂から上がってぼんやりしてたら来ていたパジャマに紅い血がついて、なんだ？と思い服の中見たら血塗れの両手だけがそこにあった。てけてけの両手バージョン。悲鳴をあげる間もなく裁ち鋏で左足の先から輪切りにされていく。痛くて泣いてたらキッチンドランカーの母(知らない人)が包丁持って大丈夫？！ってかけよってきたけど、手に持った包丁で自分の左腕を切り落としてしまう。「えっこわい全然痛くないのがもっと怖い！酒飲んでるからかな？飲む？」と言った感じに酒を渡して、そのまま両手に無理矢理飲まされる。ストロングゼロの味、滲んで分からなくなる風景。時間が飛んで中学生。中指だけ形の違うわたし。両手と同じ赤いマニキュア塗って、無い左足のために松葉杖ついて生活をしている。両手はもう見えない。でも多分この中指は両手の中指な気がする。