文科省の「選択と集中」がなぜ愚かなのか、という良い解説になってる。かも。
https://gendai.media/articles/-/128086?page=3
'90年代以降の日本社会は「失われた30年」を経験してきたと言われますが、この30年で日本のスポーツ界は驚くほど大きな成果を挙げています。たとえばサッカーに関してはW杯の上位にいくのが当たり前になりましたし、バスケやバレーもずいぶん強くなった。
野球では、大谷翔平選手をはじめメジャーリーグで活躍する選手が増えています。ここには、スポーツの世界では「切磋琢磨的な競争」がうまくいったという側面があると思います。
そして切磋琢磨のためには広いサポートが必要です。たとえば日本サッカーに関して、強い選手だけいればいいといってJ2をなくしたり、J1のチーム数を半分にしたりする競争をしたら、おそらくうまくいかないでしょう。それは弱肉強食の発想だからだめなのです。切磋琢磨の発想をもつならば、競争のためにはむしろ安定した土台が必要になるはず。