姫路回想譚 ある戦後史の断面
池内了 (著)
《私的体験と時代が交叉する、唯一無二の回想録
池内少年が暮らした姫路市・新在家村。バブル期の開発により村が高級住宅街へと変貌を遂げるよりもずっと前。大きな仏壇がある家の座敷には、天皇・皇后の写真と戦死した息子たちの写真が掲げられ、戦時の記憶がそのまま漂っている、そんな時代。静謐な筆致で、歴史になる過程で取りこぼされてしまう、一つひとつの、あるいは一人ひとりのアウラをすくいとる。》
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