2025-11-04 21:37:43


庵野ゆき『竜の医師団 1』(東京創元社,2024年2月)
庵野ゆき『竜の医師団 2』(東京創元社,2024年3月)

まず医療ファンタジー(と、2巻のあとがきで作者さんご自身がおっしゃっている)というジャンルがありえたのかっていうこと自体が、とても新鮮でした。でもたしかにこれは、医療ファンタジーだ。各章で患者のカルテが示され、診断が下され、治療がおこなわれるファンタジー。

ただ、その患者は、基本的に人ではなく竜なのだ。人間とはあまりにもスケールが違う、巨大な存在。意思の疎通も、あるようなないような。それでも、この世界は、竜の存在あってこそ。すべてが、竜からもたらされている。共存および依存するための仕組みが、長い年月をかけ人間社会のなかで合理的に構築されている。

私は物語内の世界設定や社会構造に惹かれるタイプの異世界ファンタジー読みなので、この作り込みにテンションが上がります。

〔つづく〕

2025-11-04 21:37:59

〔つづき〕

そして、竜を治療する治外法権の医師団という存在。そのなかで医者の卵としてそれぞれ複雑な事情を背負いつつ学んでいく年若い主人公や仲間たち、個性的な大人たち。いろいろ厄介だけど憎めないお爺ちゃん竜。

すっかりメインキャラたちのことが好きになった第1巻の最後で、キャラを好きであればあるほどに衝撃的な「なぜ!?」って展開になり、急いで手に取った第2巻では、主人公たちの現在にも大きくかかわる歴史の謎が解き明かされる。一方では、お爺ちゃん竜にも世界最高齢ならではのピンチが。

作者コンビ(「庵野ゆき」はおふたりのペンネーム)の片方が実際に医師でいらっしゃるだけに、架空の生き物に対する医療的な描写が詳細に考え抜かれていてリアリティがすごい。

竜のお医者さんたちのプロフェッショナリズム、研修生たちの真摯さ。人から見れば超越した存在だけど、しっかり「生き物」としての生態を有する竜。竜も人間もめちゃくちゃ応援したくなる。続きも近いうちに読みます。

〔了〕

2025-11-04 22:04:37 2025-11-04 22:05:17

読了メモを書かなければ、私はもっといっぱい本が読めるのでは?

――と、思わないでもない今日この頃。隙間時間でさらっとさくっと直感的に書けばいいだけなんだと分かってはいるのですが。別に私に「渾身のすごいレビュー!」を求める人もおらんでしょう。

なのに正直なところ、ここに投稿してるこんなのでも、ときには、なんとなくどこからまとめたらいいのか定まらず、考えあぐねてちまちま下書きのテキストファイルをいじっているうちにかなりの時間が経過したり、頭の片隅に「まだ読み終えた本のメモ書いてないんだよなー」というのが引っかかって目の前の文章に集中できなかったりで、いまいち次の本が読み進められない日とかあるんですよ……本末転倒では。

でも、なんかしらメモを書いておかないと、絶対に忘れるからなあ、私は。自分が読んだという事実すらきっと忘れる。

2025-11-05 18:13:21 2025-11-06 14:24:08


かまど+みくのしん『本が読めない32歳の男が初めて梶井基次郎の「檸檬」を読む日』/『本が読めない34歳が初めて「桃太郎」を読む』(バーグハンバーグバーグ,2023年8月・2024年12月)

みくのしんさんの読書をかまどさんが見守るシリーズの一部で、楽天Kobo限定発売の電子書籍。

なお、「檸檬」のほう、検索性を考えオンラインストアに登録されている書名をそのまま記載しましたが、実際の電子書籍のカバー画像上には『本が読めない32歳が初めて梶井基次郎の「檸檬」を読む日』と書かれており、微妙に違っています。シリーズ内のほかのエピソードの題名から類推すると、こっちのほうが本来意図されたタイトルかも……。

今年出た単行本収録の「山月記」編や「枕草子」編よりも前の読書記録なので、「檸檬」を読むみくのしんさんは、難解な表現が来たときの反発が激しい気がします。「山月記」のときには、分からなくてもとにかく句点(。)までは読んでみるというライフハックを自発的に実践していたけど、ここではまだキレるのが早い。

〔つづく〕

2025-11-05 18:13:44

〔つづき〕

かまどさんに促されてようやく、まずは文末まで目を通して大まかに主旨を把握してから読みなおしてみるという動きを見せる。なるほど、少しずつ読書のノウハウが身についていってるんだなあ。

でも、かまどさんが見込んだとおり、読書が軌道に乗りはじめてからのみくのしんさんは、梶井基次郎に対する波長の合い方が凄まじい。「山月記」編でも思ったけど、ご自身のしんどい経験への向き合い方と、作品の主人公の鬱屈や解放への共感が、めちゃくちゃシンクロしてて。みくのしんさんは、やばい状態だった過去を現在はちゃんと消化できていて、でも当時のしんどさ自体は瞬発的にここまで分析・言語化できるほど鮮やかに記憶に残ってはいるんだなって思うと、なんとも言えない気持ちに……。

「桃太郎」編は、最初「桃太郎くらい読んだことあるわ!! なめんなよ!!」などと言っていたみくのしんさんが、予想外の事態に翻弄される。実は私も、一緒に感情ぐるんぐるんになりましたが、やはりみくのしんさんのリアクションのほうが断然、反射神経が優れていて強烈でストレートで面白いわ。所詮、私のリアクションなど私にとっては想定内だからな。

〔了〕

2025-11-05 19:25:43
2025-11-05 10:29:04 阿南 麦子の投稿 NightLights@fedibird.com
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2025-11-05 19:29:55 2025-11-05 19:55:22

〔Boostした件について〕

同時進行で読む本の数。

2冊くらい読みかけが手元にあることが多い、かな。

すごい重苦しい話を読んでいるときに、気持ちがぜーはーしてきて、軽めの作品と併読したり。

あと、そんなに頻繁に読むわけではないけど分厚い英語の本の途中で、突如として「わーん、今日は第1言語(←母語とか母国語とかって言い方にちょっとだけ抵抗がある)しか無理ー!」って瞬間が来るので、そういうときは諦めて日本語の本に寄り道します。

たまに3冊以上ってことありますけど、それはたいがい、頭の中が取っ散らかりすぎていて、読んでる話に集中できていないときですね。

そうだ、同時進行と言うのも憚られるくらい、途中で保留にしたままずーっと放置してる本もあるな……いちおう、すぐ手に取れるような場所には置いてある。そういうのはカウントします?

とかなんとか、ぐるぐる考えつつ、アンケートは「2冊」で回答してしまいました。

2025-11-05 19:47:57 2025-11-05 20:17:01

そうだ、梶井基次郎の話題で思い出した。投稿しそびれていた写真を、いまここで貼りましょう。

かつて丸善(丸の内本店)内のカフェで「我ながらベタだわー」と思いつつ、一度は食べておきたくて注文した、まるごと檸檬ケーキ。東京の丸善で食べてもありがたみは微妙かもだけど(便乗しとるな、とは思った)。

レモンを縦半分に切ってくりぬいた皮の器のなかに、レモンムースなどが元のレモンのかたちになるようにこんもりと詰めてある檸檬ケーキとコーヒーの写真。白い皿の上のケーキには薄焼きワッフル2枚が挿してあり、イタリアンパセリの葉で彩りが添えられている。
2025-11-07 19:24:52
2025-11-07 19:23:45 ならのの投稿 narano.bsky.social@bsky.brid.gy

『羅小黒戦記2』観ました! 今日は吹き替え版で。来週中に字幕版に行けたらいいなあ。あの……小黒がさあ! めちゃくちゃ成長してないですか!? 戦い方が前作とは段違いに洗練されている。2年間の修行の成果が出まくり。そして鹿野(ルーイエ)さまと哪吒さまがかっこよすぎた。それでもやっぱり師匠がいろんな意味で最強なんだけど。

映画館内の写真。『羅小黒戦記2』のキービジュアルのスタンドの横に、おめめキラキラ顔の小黒(黒猫の姿)の大きなバルーンが飾ってある。
映画館で購入したウーロン茶の鑑賞記念缶の写真。ラベルに鑑賞した日付(2025.11.07)や映画タイトル(LEGEND OF HEI 2)が印刷されている。