⚠️ネタバレを踏むと面白さが激減するタイプの作品なので、ちょっとでも気になった方は読むのを止めて買った方が良いです
ポイント&クリックのホラー・ミステリーADVです
アクション性がなく、2000円でおつりが来る価格、Steam / Nintendo Switch / iOS / Android に対応しているクロスプラットフォーム開発なので、まあ遊べない環境の人はいないでしょう
https://www.jp.square-enix.com/paranormasight/
「子供がかわいそうな目に遭う」のが無理な人にだけは勧められないが、まあホラー作品にはかわいそうな目に遭う登場人物は絶対にいますよね
本稿はプレイ済みの人に対して「わかる〜」って話をしたい半分・自分へのメモ半分で書いているものです
プレイ後にメモ書きしたものなので清書されていませんし、記述は間違っているかも
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土日でプレイ、ED収集のみ完了、選択肢は全部踏んだはず、ファイル収集・なめどり収集は抜けあり
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愛鳥家探偵・利飛太が本作だけの出演になるのは惜しすぎるので、ぜひシリーズ別作品を作ってほしい ミヲちゃんの活躍も気になる
「なめどり」の何かがほしい
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メタフィクション
仕掛ける時は
楽しめど
仕掛けられると
ムカつきにけり
プレイヤー名を入力させられるゲームは信用しないぞ（『UNDERTALE』のせい）
案内人のTVの描写は、2020年代に生きる未来人の俺たちプレイヤーへ向けた発言なわけがない（そんな素直な語りのわけがない）→逆に過去の人間へ向けた語り口だろうな〜 と思ってたら当たってた
途中まで案内人＝陰陽師、プレイヤー＝白石さんだと思い込んでいたら白石さん成仏したわ
こっちが呪うボタンを押してないのにサクサク殺しはじめる興家くんやら約子ちゃんの描写でプレイヤーが登場人物に取り付いていることは察していたけど、これはTrue EDに向けて用意した丁寧な布石なんでしょうね
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途中からスタンドバトルか聖杯戦争になる と見せかけて、登場人物全員が良識的or小市民だとそんなにバカスカ人が死なないんだな〜と思った
この呪いのシステムや呪いにまつわる物語が単体で見ても面白かった（スタンドバトル・聖杯戦争のようにシリーズ作品化できるポテンシャルがある）のに、贅沢に本作だけの使い方をされているのがとてもおもしろかったです
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ストーリーの、呪いにまつわる部分以外の倫理観には「おい！」となる部分が多かったけど、現代的な作品として立ち振る舞うために利飛太がところどころフォロー役になっているのが面白かった
全体的に被害者のかわいそう描写に対するフォローが甘い→倫理観の脇が甘い のが難点
特に灯野さんとはもっと対話が必要
ただ、私は本作はホラー（批評性のないただの娯楽）だと思っていて、ホラー作品として「怖い体験」ができたので満足しています
それはそうと必ず「かわいそう」描写が入るホラーという露悪的なジャンルで、「倫理的なホラー作品」を作るのは難しそう
私が or ホラーファンがホラー作品を好むのは、ホラー作品が非倫理的な要素を含むから なのかもしれない ここは掘り下げて考えたらちょっと面白そう？
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全天球型（Googleストリートビューみたいな画面）に登場人物の立ち絵を置いていく画面づくりも良かった
登場人物の肘の描写めっちゃよくないですか？
帽子のつばを下ろす利飛太、ポニーテールをかきあげる約子ちゃん、頭をかく襟尾の肘
肩〜肘の量感がすき
ミヲちゃんが「ほっそりした美少女」ではなく、ややふくよかな輪郭で描かれていたのが良かった 体格の多様性
ミヲちゃんのほくろの描写がすごく人間味あるキャラデザで良いですね
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ていうか全天球型のポイント&クリックのホラーゲームは（やったことないけど）VRホラー並に怖かったぞ
・真夜中の公園で同行者に「後ろ後ろー！」される
・真夜中の学校に忍び込んでこっくりさんしてたら急に明かりが落ちる、真っ暗な中同行者を探す（ときにお化けとかも見えちゃう）
この辺は怖かった
逆に言えばこれ以外はホラー要素を感じなかったので、自分としては「辛いけど辛くない少し辛いラー油」ぐらいの満足感 甘めの中辛
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これは与太話なんだけど志岐間春恵の見た目が『メギド72』のモブ（配役：Cロノウェのキャラストーリーのやべー奴 など）にめっちゃ似てるんだけど伝わりませんか？
プレイヤーとしては志岐間さんが身内の爆弾だったよ 精神的に参っている人に武器をもたせてはいけない
あと灯野さんは多摩美版画ですか？
舞台が墨田区だから通うなら芸大かと思ったけど、葛飾北斎ゆかりの地に住みたいならここから多摩美にも通うよな〜
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ちゃんと怖かったし、ちゃんと探索は面白かったし、絵作りも面白かったので、価格に見合った〜それ以上の読後感を楽しめました
