12:19:11 @mikanshibano@kolektiva.social
icon

私の祖父は戦争に行っていない。理由はきちんと聞いたことはないが、たぶん軍需工場の設計技師だったからだと思う。母方の祖父も、たぶん戦地にはほとんど行っていないはず。

だから、私が身近に伝え聞く戦争の話は、すべて女たちからの話。それは徹頭徹尾、食料の欠乏の話で、その不平不満は本当に尽きない長い長い話。空襲警報が怖かったという話はあるが、結果的に頭上に爆弾は落ちてきていない人たち。

絶対戦争は二度とごめんだ、と口を揃えて語る彼女たちの憤懣は、かように日常的な場面の話なのです。。

そんなささやかな実感でも、理念的に戦争という行為の是非をどうこう言う前に、家族から聞いておいてよかったと思う。

12:22:43 @mikanshibano@kolektiva.social
icon

同じく父親が兵役不合格だったという年長の友人と、加害者としての日本と非戦について語るのが学生時代の飲みでは定番だったけど、その子も私も、もしかしたら本当に殺戮を経験した身近な親族がいなかったから、そういう話がしやすかったという側面はあるかもしれないな、と、ふと思った。