ホテルっぽい一室に職場が移転してきていて、昼ご飯を買いに出ると言って、地下の駐車場から自動車で10分くらい走ってみたものの、周りに何もないものだから、観念してホテルの１階にあるコンビニでサーモンのクリームパスタを買って、事務所に戻るつもりが、自分の部屋に入っていて、ここに住んでたんだっけ？と思いつつ、そうめん用の冷蔵庫があって気が利いてるなぁと思いながらチンして、温まったパスタを持って出て行こうとしたところで起きた。

※ネタバレ




久々に読み返してみて、なんで由希は透ダービーから撤退したのかずっと疑問だったんだけど、外部の高校に入って、特に生徒会に入ってから草摩だけで占められていた頭がどんどん外に開放されたからなんだろうなぁ、と思った。
由希が終盤で真知にはちょっとイジワルだったりするところからして、本来の性格は守られるより守りたい派なんだけど、そこに行き着くためには、子どもの頃に欠けていた母親的な愛情が不可欠で、師匠が夾の数珠を無理矢理外す事件の前までの透といえば、お母さんお母さんと言い続ける女の子で、母を真似するお人形だった。それが、化け物になった夾を追いかけていった場に居合わせたのが必須イベントだったのかなぁと思う。
終盤で、夾は母親を拒否したけど、由希は肯定してくれるじゃん？それが答えかなと思う。
夾は透だけを見つめるまっすぐな愛情で、由希は今日子さんを内包した透を見守ってくれる広い愛情なんだよな。
そこで恋愛と家族愛に分岐したのかなと思う。
読み返してから、すごい由希の株が上がったなぁ。