今回は宮崎だ！しかし鶏とマンゴーは出ない

というわけで観こ…仕事で宮崎県までやってきたちさととまひろが「150人殺しを達成しようとする男」冬村かえでとバッティングしてしまった所から始まるストーリー
宮崎出身の殺し屋・入鹿＆大谷と即席チームを結成し、野良の殺し屋であるかえでと協会のメンツをかけて（多分）闘うこととなる…といういつものといえばいつもの
1、2と違ってアクション主軸となっているので会話劇が少なくなっていますがこの辺は好みかな
アクションは3＞1＞2、会話劇は2＞1＞3という感じです　1のバランスの良さが際立っている

いつもの、ということでちさと＆まひろコンビは健在！なのは犯罪都市シリーズに近いものがあるかも知れない
話の大まかな流れは予想できるので後はその会話とアクションを楽しむ作品です　相変わらず伊澤さんの動きがキレッキレでカッコいい
会話劇は少なめですがパンフレットに特典CDが付いていて、そこに二人のボイスドラマが収録されていたりします　ミスドの話だよ

・冬村かえでという男
ただ標的を殺すのではなく、なるべく痛みがないように、なるべくスマートに、と独自の価値観を持って殺し屋家業をする超ストイックな男　ストイックなのでターゲットを拉致しても合図があるまでは殺さないし何なら目の前で筋トレに励む真面目な殺し屋（真面目な殺し屋とは…）
日記を書いており、日常の記録から殺しの自己評価まで事細かに記入しているあたりトライ＆エラー思考の真面目な青年である
「SNSでの炎上に加担した150人を殺してほしい」という依頼を受け、着実にこなし、最後の150人目を殺そうとしたその瞬間にちさと達と相まみえる…

ってザックリ書いたけど真面目な悪役多いですか最近？？（Cloudもそうだね）
根は真面目だけどズレてる上にタガが外れている＆ストイックな性格な上に本人がそもそも強すぎるので仕事上の付き合いはあるけど本当の意味での対等な「仲間」や「友人」がいない悲劇の男でもある
2の兄弟もそうだったけど、協会が見つけて引っ張ってきてくれたらその後の人生変わったかも知れないと思わせるような男でした　本当は優しかったり肝心な所で押しが弱い可愛さもあるんだよな　優しさに関しては出すタイミングが駄目すぎて挑発にしか取られなかったというのはあるが…
ここまで書くと共感性の高いヴィランなのか？となりますが同じくらい無差別殺人やってるので単純にそうならないのが上手いなあと感心してしまった　何人殺してんねんという
最期、ちさととまひろが揃って生還する後ろで一人孤独に死を迎えるかえでの姿は哀愁が漂ってますね…

1、2とアクション映画としてとても面白かったんですが今回はそれ以上に尺を取ってくれたので非常に満足でした
会話劇は減っちゃいましたがそれは今テレ東で放送中のエブリデイ！でバランス取るってことで…