新年あけましておめでとうございます。箱根ガラスの森美術館は、2025年も元日より営業しております。
開館時間:午前10時から午後5時30分(ご入館は5時迄)
新年あけましておめでとうございます。箱根ガラスの森美術館は、2025年も元日より営業しております。
開館時間:午前10時から午後5時30分(ご入館は5時迄)
展示作品の御紹介:黒絵式香油瓶
(紀元前6世紀|ギリシア)
ギリシア土器は、表面に絵付けされる形式によって、時代順に幾何学様式時代(前10~8世紀)、オリエント様式時代(前8~7世紀)、黒絵式様式時代(前6世紀)、赤絵式様式時代(前5~4世紀)などに時代区分されている。この黒絵式香油瓶は、茶色い土器の表面に、動物や人物文様などを黒い影絵のようなシルエットで表現した黒絵式様式時代の作品で、前6世紀のものである。雄ライオンか黒豹のような動物を表現し、鍔広の開口部と把手を付けた典型的な形式の古代ギリシアの香油瓶である。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
箱根ガラスの森美術館の体験工房「ヴェトロ」では、様々なガラスを組み合わせ、熱を加えて熔かし合わせるフュージング技法を使ったアクセサリー作りを行っています。期間限定モチーフとして、干支の「巳」などをご用意いたしました。
期間限定モチーフ:2,400円(税込)より
https://hakone-garasunomori.jp/atelier/fusing/
事前ご予約優先です。当日朝8時までに公式オンラインチケット販売ページからご予約ください。
https://e-tix.jp/hakone-garasunomori/
席数に空きがある場合は工房にて先着順に整理券をお配りいたします。
※毎時間の最大定員4名様まで。
展示作品の御紹介:デーツ形香油瓶
(1~2世紀|ローマ)
土製又は石製の二つ割の吹き込み型の中に、熔けたガラスを吹き込んで成形したデーツ(なつめやし)の乾燥果実形の香油瓶。デーツから採取した油も香油として使われていたことから、デーツ油を入れる香油壺として使われていたことも考えられよう。デーツの実の乾燥した時の色である、あめ色の美しいガラスで作られているものが多い。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:熔着装飾香油瓶
(6~8世紀|シリア)
5世紀に西ローマ帝国が崩壊すると、東地中海のガラス製造技術の水準は徐々に低下していく。装飾の多様性が失われていくローマン・グラスの中で最も頻繁に使用された装飾が、ガラスの粘着性を利用して紐状のガラスを容器に装飾した紐装飾や熔着装飾である。ローマ帝国の支配下にあったシリアでは、水差の首やコップに紐を一重に巻いたものや、紐装飾を把手のように施した壺等が多く制作された。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
【1/5更新版】
1月のカフェレストランと美術館内の演奏スケジュールです。
※2025年1月14日から1月24日までの11日間は冬季休館となります。
※変更となる場合がございます。
展示作品の御紹介:薔薇水瓶
(11~12世紀|イラン)
イランで薔薇水が大量に作られるようになったのは、10世紀以降のことで、ヨーロッパや中国向けにも大量に、こうした薔薇水瓶に入れて、輸出されていた。中国、宋代の記録「宋史」や「宋会要」などにも、ガラス瓶に入れられた薔薇水がアラビア人によって宮中に献上されていたことが、しばしば記録されている。首部の膨らみは、薔薇水が一気に流れないように工夫された流れ止めで、今日のガラス瓶の口にもその機能が応用されているものが多い。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:薔薇水撒水瓶
(18~19世紀|ペルシア)
18世紀~19世紀にペルシアで流行した薔薇水を室内などに撒くために作られた瓶で、小さな把手を付けた球形の胴部と煙突形の首部、細長く優雅な曲線で伸び上がった撒水口の先端にはスプリンクラー弁のような翼が装飾され、極めて特色のある器形をしている。ペルシア産として古くから知られていた薔薇水は、アルコール蒸留によって、花などのエッセンシャル・オイルを抽出するようになる17世紀以前の時代では、唯一の香水として、ペルシアから全世界に向けて輸出されていた。したがって、ペルシアでは古くからガラス製の薔薇水撒水瓶が作られていたが、時代の流れの中で、その形式はどんどん変化し、それぞれの時代を特色付ける薔薇水撒水瓶が作り出されていった。その中でもこの18~19世紀の薔薇水撒水瓶は、最もユニークな器形を見せている。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:グース・ネック形薔薇水撒水瓶
(18~19世紀|ペルシア)
ちょうどアヒルの首、嘴、胴を想起させるような形の瓶であることから、一般にグース・ネック・ローズ・ウォーター・スプリンクラー(グース・ネック薔薇水撒水瓶の意味)と呼ばれている。イラン産の薔薇水を室内などに撒くための瓶で、この変わった器形は古くからイスラム・グラスなどにあり、13世紀頃にはドイツにも伝わって類似の瓶が作られていた。ドイツでは、それにクットロルフ(悪魔の酒瓶=器形がねじれていて奇形な形に見えるところから、そのように呼ばれた)という名称が与えられていた。この種の撒水瓶は、主としてイランのシラーズ地方で、18~19世紀に作られて、イランの上流社会に流行していた。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
クリスタル・ガラスのサクラ準備中です。
約10万2千粒のクリスタルをアルミ製の枝に取り付けています。
展示期間:2025年1月25日から5月18日(予定)
2025年初春 所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスとカーニバルの世界」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2025_festival/
会期:2025年1月25日(土)から4月13日(日)まで。
本展では、ヴェネチアのカーニバルをテーマに厳選したヴェネチアン・グラスを展示。宴を華やかに彩る装飾グラスやコンポート、今にも動き出しそうな躍動感溢れるガラスの人形のほか、現代のカーニバルを撮影した写真家 坪谷隆氏の写真作品も合わせて紹介しています。ガラス職人たちの造形技術の高さが詰まったガラス芸術作品とともに、古き良き時代から現代へと続くカーニバルの世界をお楽しみください。
常設展示作品「お子さま用音声ガイド」
期間:2025年1月25日(土)~7月13日(日)
学芸員と対話しているような形式の分かりやすい音声ガイドです。
出演はホロライブプロダクションの博衣こより氏(子ども役)と儒烏風亭らでん氏(学芸員役)のお二人となります。
お手持ちのスマートフォンから、QRコードを会場で読み込んでください。展示作品の解説を視聴できます。独自アプリ等のインストールは不要です。普段使用されているブラウザでご利用いただけます。
※展示会場内ではイヤホンのご使用、またはスマートフォンのボリュームを下げてご利用ください。館内ではFREE Wi-Fiをご利用ください。
■5作品 合計約14分(無料サービス)
展示作品の御紹介:薔薇水撒水瓶
(17~18世紀|スペイン)
「アルモラータ」と呼ばれるガラス製薔薇水撒水瓶。玉脚の太い脚部で、台座は外側に折り返しがある。薔薇水を入れるための大きめの口と、撒水用の4つの細いパイプがあり、撒水する場合には、瓶を逆さにすると細いパイプから少量ずつ出てくる仕組みになっている。側面には紐状の装飾が熔着されている。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:ペンダント形香水瓶
(1870年頃|フランス)
模造のルビーやトルコ石をふんだんに使った、イスラム宝玉細工風のペンダント形香水瓶。19世紀後半は、オリエントでの発掘がヨーロッパ社会を賑わした時代で、オリエント様式がいろいろな文化面に登場した。香水瓶のデザインにも、それを反映した作品が多く作られた。この香水瓶は、その典型的な一例である。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
─冬季休館のお知らせ─
2025年1月14日から1月24日までの11日間は冬季休館となります。 大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
展示作品の御紹介:カメオ・グラス・チューリップ文香水瓶
(1884年頃|イギリス|トーマス・ウェッブ&サンズ社)
イギリスの名門ガラス工場であったトーマス・ウェッブ&サンズ社が、イングリッシュ・カメオ(手彫りカメオ技法)の大型香水瓶を発表したのは、アール・ヌーヴォーの最盛期の1880年から90年代であった。そのため、デザインは草花を中心に、鳥や小動物などをモチーフにして、繊細なタッチで彫刻を施した表現のものが多く、香水瓶の名品として今日なお、その人気は衰えを見せていない。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
─冬季休館のお知らせ─
2025年1月14日から1月24日までの11日間は冬季休館となります。 大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
展示作品の御紹介:カット・グラス魚形香水瓶
(1884年頃|イギリス|トーマス・ウェッブ&サンズ社)
魚形の香水瓶で本体は無色ガラスにカット技法が施されており、栓となる尾ひれが金属で作られている。19世紀前半、イギリスとアイルランドではカットで装飾した鉛クリスタル・ガラスの生産が急激に拡大していた。トーマス・ウェッブ&サンズ社は、この装飾で名声を高め、のちに被せガラスを用いたカメオ装飾技法で優れた作品を生み出した。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
展示作品の御紹介:カメオ・グラス朝顔文香水瓶
(1887年頃|イギリス|トーマス・ウェッブ&サンズ社)
乳白ガラスに金赤ガラスを被せかけ、さらにその上に乳白ガラスを被せた素地から、カメオ彫刻によって白い朝顔文様を彫り出している。典型的なアール・ヌーヴォー様式のトーマス・ウェッブ&サンズ社特有の香水瓶。口金と栓は銀製。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
本日:2025年1月13日(祝・月)まで
休館日のお知らせ
2025年1月14日(火)から1月24日(金)まで
展示替えの為休館いたします。
Closed day
January 14(TUE)-January 24(FRI)
We will be closed for maintenance in the building.
所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスとカーニバルの世界」
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2025_festival/
会期:2025年1月25日(土)から4月13日(日)まで
本展では、ヴェネチアのカーニバルをテーマに厳選したヴェネチアン・グラスを展示。宴を華やかに彩る装飾グラスやコンポート、今にも動き出しそうな躍動感溢れるガラスの人形のほか、現代のカーニバルを撮影した写真家 坪谷隆氏の写真作品も合わせて紹介しています。ガラス職人たちの造形技術の高さが詰まったガラス芸術作品とともに、古き良き時代から現代へと続くカーニバルの世界をお楽しみください。
箱根ガラスの森美術館オンラインショップ「ビーズフラワー/桜」
https://ukai-online.com/category/H30006/HK000064.html
【希望の桜】その一枝に平和と希望の祈りを込めて…
こちらの商品は、売上の一部を「令和6年能登半島地震災害義援金」として寄付させて頂きます。箱根ガラスの森美術館とビーズフラワーデザイナー下永瀬美奈子は、箱根町を通し日本赤十字社へ義援金・救援金として継続的な支援活動に参加致します。
展示作品のご紹介:船形水差
(16世紀中頃|ヴェネチア)
透明なガラスで制作された船形の装飾水差。古代から、天然の素材を基に作られていたガラスは、含まれている不純物による発色が原因で、決して無色透明ではなかった。ヴェネチアでは13世紀末頃にこの不純物による発色を抑えるために、消色剤として二酸化マンガンを添加して無色透明なガラスを作り出し、より芸術的な作品へと昇華させていった。この船形水差も、装飾に少量の色ガラスを使用し、透明さがより引き立つように工夫されている。船のモチーフの器は、遠方からの富を運ぶ象徴として人気があり、船形水差が生み出される以前にも、カトラリー入れなどとして貴族たちの宴席を華やかに彩っていた。
今朝は晴れてクリスタル・ガラスのサクラが輝いていました。
効果フィルター使用
対物側がクロスでレンズ側がソフトです。
■Kenko PRO1D R-トゥインクル・スター 6X
■MARUMI DHG フォギーソフト
カメラ機種名:Canon EOS-1D X Mark III
レンズ:EF24-70mm f/2.8L USM
撮影モード:絞り優先AE
Av(絞り数値):5.6
展示作品のご紹介:人物行列文壺
(1500年頃|ヴェネチア)
コバルト・ブルーの小壺の胴部に、イタリア・ルネサンス時代のコスチュームを身にまとった男女と白馬に乗った天使、笛を吹く童子など合計34名の人物が歩いて行く姿が描かれている。15世紀末頃からエナメル彩技法の作品には、ヴェネチア派の画家の影響を受けて、人物表現が導入されるようになった。記念の祝賀図や祝祭図、記念坏としてふさわしい勝利の女神や神話図などを描いた祝坏形のものが多くみられる。