11:45:38 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・レース双耳瓶
(1915年頃|ヴェネチア|エルコレ・バロヴィエール作)

ムラノ島の名門バロヴィエール一族は500年の伝統を伝えるガラス職人一家で、エルコレ・バロヴィエールは、20世紀初めに活躍した生え抜きのガラス作家であった。ヴェネチアン・グラスの中で、最も難しいレース・グラスとミルフィオリ・グラスの技法を併用して制作した作品で、いわばバロヴィエール一族の名誉をかけて作ったような作品である。通常、ミルフィオリ・グラスとレース・グラスを合わせることは不可能であり、敢えてそれを行った点に、この作品の実験的な価値がある。

 

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08:48:19 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:龍装飾水差
(19世紀|ヴェネチア|サルヴィアーティ工房)
龍の装飾がついた水差。アヴェンチュリンのレース・グラス棒と水色不透明ガラス棒を交互に配したレース・グラスで作られている。 脚は金箔熔着したホローノップ、台は坏身と同じパターンで作られている。龍は、無色透明ガラスに金箔熔着、 縦モールをつけて形作られており、 赤い舌、 黄色に黒い目玉がつけられている。龍は装飾的な把手となっている。開口部は外側に、台の縁は底側にそれぞれ折り返してある。

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09:22:17 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:龍形脚花器
(ヴェネチア)
杯身と台にアヴェンチュリン・グラスを使い、脚部に龍の装飾を付けた花器。龍とその下の軸は無色透明のガラスを使い、龍の下には波状の水色のガラスが巻かれている。龍が首と脚を巻きつけて杯身を抱え、尾は軸に巻きついている。アヴェンチュリン・グラスとは、17世紀に発明された技法で、一般的な作り方は、ガラスの原料に金属粉を入れて熔融すると、ガラスが冷めたときに、その金属の微粒子が光を反射して光る、というもので、まるで砂金で作ったかのようにキラキラと輝くガラス。

「冬季休館のお知らせ」
2023年1月10日(火)~1月20日(金)は冬季休館となります。
大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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17:13:04 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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春季所蔵作品展:「春を呼ぶヴェネチアン・グラス」~カーニバルと春めく祝祭~
hakone-garasunomori.jp/event/2
会期:2023年1月21日(土)~4月16日(日)
春の訪れを感じさせる華やかな装飾のヴェネチアン・グラスをご紹介致します。

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春季所蔵作品展:「春を呼ぶヴェネチアン・グラス」~カーニバルと春めく祝祭~ https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2023_carnevale.html 会期:2023年1月21日(土)~4月16日(日) 春の訪れを感じさせる華やかな装飾のヴェネチアン・グラスをご紹介致します。
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09:47:50 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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1月20、21日は雪の影響により、開館時間等が変更となる可能性がございます。
大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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11:14:59 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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展示作品のご紹介:双頭龍装飾水差
(19世紀|ヴェネチア|デザイン:ジュゼッペ・バロヴィエール)

注ぎ口と持ち手にそれぞれ龍の装飾がされた水差。半透明の乳白色ガラスに金箔が熔着されており、下部には「メッツァ・スタンパトゥーラ」と呼ばれる半型吹きの技法で表現した稜線模様がみられる。これは、ガラス塊を型に押し当て表面に凹凸を付けてから吹きガラス技法で成形する技法である。二頭の龍の装飾が施された形状からは、東洋の器からの影響を感じさせる。

マエストロの華麗な妙技
─龍と生き物たちのヴェネチアン・グラス─
hakone-garasunomori.jp/event/2
会期:2024年1月20日(土)から4月21日(日)まで

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