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疲労破壊メカニズムは従来,引張力によるき裂進展とされていたのだけど,最近NIMSがせん断力によりすべり面に沿ってき裂進展するとの発表がありまして...
nims.go.jp/news/press/2022/10/

「まてりあ」の直近の記事では従来メカニズムで説明していた.まだ業界でも共有されていないのかな?
jstage.jst.go.jp/article/mater

なお従来メカニズムは添付図(Brooks, Charlie R. et al. 金属の疲労と破壊 : 破面観察と破損解析. 内田老鶴圃, 1999, p.150.)のとおり.そもそも自分はこちらをよく理解してなかったな.

大規模かつ高解像度三次元解析手法により疲労亀裂の成長メカニズムを解明 | NIMS
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疲労き裂進展および関連する転位運動の理解に向けた課題と将来展開
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20:42:49
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NIMS発表の元論文
sciencedirect.com/science/arti

論文の最後でも述べられているけど,まだ現れたばかりの仮説だから,受け入れられるまでにはもっと検証が必要だよね.

疲労破面の特徴であるストライエーションは破面の一部にしか現れないけど,ストライエーションが見えてる領域は従来のMode I FCGメカニズムなのかな?ストライエーションは従来メカニズムで説明されているし.それで,ストライエーションのない破面は今回のMode II FCGメカニズムということ?そうすると,これまで破面観察した際の疑問が解決するのだけど.