大鍋に山盛りのカレー作っちゃった
たぶん三日位連続での日々になる
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滑り込みだ〜!ブログ書けました! #今月創作したものをltlに流す
https://kokyushobo.com/blog/20240831/
体調を崩していたため大半ただの日記です
樹木続編のコミットログも載せときますね。体調不良の影響が顕著だけどゆるやかに進行中です
9/8(日)開催・文学フリマ大阪12
バンドマン、ピアニスト、文学青年 などの「作家」たちを描く特殊装丁小説を制作しています。
💎委託:ガールズジャズバンドの小説 @srxxxgrgr
🏖[こ-14]シーサイドブックス
▼イベント詳細:https://bunfree.net/event/osaka12/
▼出品作品紹介:Webカタログ、ブログ記事
#文学フリマ大阪 #SeasideBooks
9/8(日)開催、#文学フリマ大阪 お品書きです〜!:
“旅と小説”を軸に、異国めいた幻想小説と紀行文を揃えてお待ちしています🌴🌴🌴
🌿OMMビル2F「か-08」 呼吸書房
📚Webカタログ→ https://t.co/fXjoKqbrVQ
📕イベント詳細→ https://bunfree.net/event/osaka12/
🕊試し読みなど→ https://kokyushobo.com/book/
misskeyでそのまま読みたい人向けに抜粋も載せました
ブログ版は1.5倍くらいあるしYoutubeもいっぱい貼ったよ 知らない曲をいっぱい聴くきっかけになって楽しかった〜!
ブログ掲載版を一部抜粋してこちらでもお届けします
フルはこちらから!https://kokyushobo.com/blog/20240830/
小町紗良さん @srxxxgrgr によるガールズジャズバンドオムニバス小説の各話感想となります〜
▼Moanin'
アート・ブレイキー演奏の「Moanin'」、本書がきっかけで初めて聞きました。いや、人生のどこかできっと耳にはしてるんだけど、自分から聞きに行ったのは今回が初。
冒頭を飾る、本書でいちばん好きなお話です。
ひた隠しにしていた過去を、勤め先の偉い人にいきなり突きつけられる(しかもエレベーターという閉鎖環境で。嫌!)というスリリングな導入から、まだウェンズデーではないアンナがジャズに触れ、奔放な若きベーシストであるアシュレイと出会い、闘志を燃やしていくという流れるようにスムースなストーリー。
"あの子をぶっ倒したい"、めちゃ印象に残るセリフですね。困惑したまま状況に流されてきた彼女の瞳孔が一気に収縮して、目的にフォーカスされる感じ。スポ根のきらめき(というには昏さのある光)を感じる……
lbdのメンバーでいちばん、ウェンズデーが好きです。
傍目にはいちばん温厚な、優しそうな、常識人のような雰囲気でありながら、じつはめっっっちゃくちゃ負けず嫌いで、内に闘志と怒りを滾らせ、情に厚く、本気になったら何をしでかすか分からないところが……(このへんは次話「Misty」でさらに顕著ですが)
彼女の過去にまつわる設定は以前から知っていたのですが、本書で初めてlbdに触れた人はどんな印象の転回を味わうことになるのかと思うとにんまりしますね。
「Moanin'」、意は「うめき声」。
メンバーでいちばん呻き声が似合う(その上で這いあがってくる)のもウェンズデーだと思う。かっこいいよ………
▼Misty
こちらも読了後にはじめて曲を聴きに行き、予想以上の甘さにビビり散らしました。
アシュレイのお話でありつつ、前話から続くウェンズデーの過去にひとつのピリオドが打たれる話でもあり、そして「ガールズジャズバンド」という存在が世間からどのような眼差しを向けられるか、のお話でもありますね。
アシュレイがハイスクール卒業したての最年少だから尚更に際立つというか。
現代において女性が期待されがちな諸々、あるいは想定されがちな諸々。
アシュレイ、いや、ロリータ(およびバンドメンバー)に向けられる「ビジュアルで媚を売ってる」という悪口も、彼女がウェンズデーに抱いた「男ウケしそうな雰囲気」なる偏見もひとしく書かれる。
最終的に、その辺ぜんぶまとめて置き去りに、アシュレイとウェンズデーのふたりが手を取りあって突き進んでいくので、霧が晴れるような爽やかな読後感があります。(爽やかという割には闘志もバチバチに漲ってる気がするけど……)
アシュレイに憧れてベースを始めたハイスクールの後輩が書かれるところも好きです。
ライブセッションのシーンは、本作の「My favorite things」パートがいちばん好きです。
とか言っておきながら、読了後に曲を聴きにいくまで、曲名と音楽が脳内で一致していませんでした_(:3 」∠)_ 懺悔
サウンドオブミュージックも観たことないの!実は!
なんの曲やってるか分からなくても、セッションの掛け合い描写がかっこいいというのは分かるんや……
🎹
▼The Entertainer
これも最初は、曲名を見てもわからなかったんですよ。
Spotifyで検索して、最初のワンフレーズ聞いたとたん「あ〜!!これか!!!」って膝を打ちました。ぜったい何度となく聴いてる、でも知らなかった。
確かにこれを楽しそうに演奏してる人がいたらこっちも笑顔になってしまいそう。
いっとき全文公開されてたけど(楽しみに取っておきたくて)当時は最後まで読まずにいたので、あらためて直視する結末に、ああ〜〜…。もうニューイヤーパーティ開幕の時点でなんとなく嫌な予感がしたし、見送りのシーンですべて察してしまい……
恩師のジョシュアが亡くなっているのは序盤で示されますが、その死がまたあまりに呆気なく、軽く、ちょっとしたことで変わったかもしれない、という事実が、少女だったエリザにどれほど深く突き刺さったか。
その上でなお二人をピアノが繋ぎとめている、鍵盤に張りつくような抱擁のシーンがとても印象的です。
おじさんと少女のほろ苦い児童文学、やっぱり紗良さんの面目躍如って感じがありますね。『Merry Happy End』とはまた違う雰囲気ですが。
都会で挫折し田舎にも居場所のないジョシュアおじさんが、可能性の塊である少女のエリザに「失敗してくれて良かった」とプレーンに言い放たれて、笑いながら泣いちゃうところ、大好きです。失敗しても人生は続く、失敗しなければ出会えなかったあなたがいる。
おしゃれな映画館で上映されてそうな短編洋画の趣きがある……
👠
▼Diamonds Are a Girl's Best Friend
前述のlittle black dress二次創作小説を書いたときに初めて聴きにいった一曲。でも当時はちゃんと歌詞まで聴いてなかったので「ハリー・ウィンストン」の名前がここで出てたことに今回やっと気づきました。だからギャツビー氏の腕時計ハリー・ウィンストンなの?
本作はスカーレットさん視点、ではなく、バンドのプロデューサーであるギャツビー氏の視点なので、これまでの三作の舞台裏でもありますね。
ご本人が執筆にいちばん苦戦したと仰ってたとおり、たしかに文の各所から苦悶の気配を感じます。ジャズという音楽の政治性と、ジャズを書くこと。苦悶してるのはギャツビー氏でもあるけど……
とか言って、ギャツビー氏に見出されたばかりのスカーレットがあまりにもファム・ファタールであるために、なんか苦悶どころじゃなくなってくるんですよね。
「人生ってめちゃくちゃなほうがロマンチックだもの。こうなったら、私たちに必要なのはストーリーね」と言い放ちながら、ラフなジーンズで踊ってみせる歌姫。え、絵面〜〜。やっぱlittle black dressというバンドの核は彼女なんだよな……
締めくくりである「彼女たちを、もっと観たい」は読者にとっても同じで、little black dressの話をもっと読みたいなあと願ってやみません。本書はまだ序章というか…ここから躍進していく彼女たちもいっぱい観たいよ〜!(強欲)
紗良さんがデタラメ・リトル・ヨーロッパ舞台のお話をまた書かれることがあれば、彼女たちにも再会できるでしょうか。楽しみです。
日付が昨日のままになってるけど気にしないでくれ 手作りブログだから同日に複数記事書くのちょっと大変なの(今日中に八月振り返り記事も書きたい)(今月あんまり進捗なかったけど…笑)
小町紗良さん @srxxxgrgr の『Diamonds Are a Girl's Best Friend』感想を書きました!!
ネタバレ全開&モリモリ長文です。モリモリ。読了した方とネタバレ気にしない方はぜひ。
little black dressのおはなし、もっと読みたいよ〜〜
https://kokyushobo.com/blog/20240830/
RE: https://misskey.design/notes/9whn3sw3ta
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