50年前から分かっていた少子高齢化問題、なぜ回避できなかったのか
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1909/17/news058.html
>では、それは何かというと、とにかく中小零細企業を保護して増やすことに注力するあまり、「賃金を上げる」ことを軽んじて、社会全体で後回しにしてきたことである。
>なぜこうなってしまったのかというと、「人が減ったらとにかく頭数を増やせばいい」という戦争学をベースにした古い経済原理こそが正しいと信じて疑わぬ「思い込み」だ。
>これによって、日本人よりも低い賃金と低い待遇でコキ使えて、文句を言ったら容赦なく切り捨てる労働力が日本に大量に流れ込み、本来ならば潰れるか、より大きな規模の会社に統合されているはずの「低賃金に依存する中小企業」が大量に世に溢れかえったのである。
>では、我々はいつからこのしょうもない「思い込み」にとらわれているのか。いろいろな意見があるだろうが、やはり以下のような、戦前の「産めよ増やせよ」という国民教育が尾を引いているのではないかと思う。
>この「人が減ったらとにかく頭数を増やせばいい」というこの思想こそが、実は先の戦争の最大の敗因でもあるといった指摘がある。評論家の山本七平氏だ。自身も幹部候補生少尉としてフィリピン戦線で従軍した経験のある山本氏は、捕虜収容所で兵士たちに何が日本の敗因かと質問をしたところ、ほぼ全員から「員数主義」という言葉が返ってきたという。
戦時中の #員数主義 が、その主張者が責任取らずに権力中枢に残ったために脈々と受け継がれて #低賃金に依存する中小企業 の跋扈に繋がった、と。
頭が痛くなりますねこれは……。🤔
50年前から分かっていた少子高齢化問題、なぜ回避できなかったのか