たしかに読み心地というか小説の雰囲気は「人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル!(誰でも真似できるとは言ってないし別にマニュアルではない)」てかんじのわりとガバガバ部分あるエンタメライトSF小説なんだけど、鬱屈した技術者の視点で語られるAIの現在と未来には、どん詰まりの閉塞感(とそれを無理やり大金で吹っ飛ばそうとする勢い)が存在しており「電子の泥舟に金貨を積んで」という雰囲気がピッタリだったので、タイトルは『電子の泥舟に金貨を積んで〜人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル〜』とかにすれば一番良かったんじゃないか?(チー付与?)