昨夜は駆け込みでミュージカル「ベートーヴェン」大千穐楽の配信を視聴。
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生で観劇したのは昨年の12月20日。カンパニー全体のクオリティもそうだけど、ルードヴィヒ(芳雄さん)とトニ(花さん)、歌もお芝居も負担が重すぎるお二人の進化・充実ぶりが素晴らしい✨👏✨👏
カスパールはおのりゅう。兄よりも兄らしい、落ち着きのあるしっかりした弟って感じ。歌は言わずもがな👏
ミュージカルで歌われる「ベートーヴェン楽曲」の特異さも、聴いてて心地良くなってくるのはリーヴァイさんの手腕&キャストの努力なんだろうなぁ。CD(出たら)欲しい。

物語の印象は特に変わらず、愛の苦悩ばかりが際立つ。フランツという分かり易過ぎる障壁に対して、「音楽以外全て捨て去れ。愛など求めるな」と示唆するGhost of Musicという存在が漠然としすぎて弱い(ダンサーさんのパフォーマンスは素晴らしい)。トート不在のトートダンサー、みたいな印象(?)。
ファンタジー表現じゃなくていい。もっと父のトラウマや、聴覚を失いつつある絶望の中の創造の苦しみをしっかり描いてほしかったなぁ…。