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趣味を排して移動手段という観点で論じたとき、自転車って
運転免許持てない人が「徒歩で行くには遠く、かつ公共交通機関で行きにくい場所」に行くときに消極的に使う道具というポジションな気がする

運賃がいらないので目先の金銭的支出はないのだけど、自分の体力を支払ってるので純粋にタダではないんだよね

車両の導入費、というと大げさだけど一応自転車も新しく買うなら1万円はかかるというのもある

まあ自転車の「コスト」（直接の金銭支出に限定しない）を考えたとき、一番大きいのは間違いなく漕ぐ体力なので
体力の価値をどう見積もるかでお得かどうかは全然変わるんだろうなぁ

それと、自動車などを使った場合に比べて余分にかかる時間も支払っているといえるから

体力と時間を余らせているような人にとってはお得な乗り物とはいえる

自転車は自動車よりなんとなく低リスクと考えそうになるけど、人にぶつかったときの賠償とかは十分大きいものなぁ

自動車の場合は衝突軽減ブレーキのような安全機能が発明されてるけど、自転車にそんな機能はないから
下手すれば自動車が自転車より安全と考えられる日が来るかもしれない

自分で運転するもの全部に言えるんだけど、正気の時以外乗れないという制約が厳しいのよなぁ
慣れない場所に出かけるときとかで帰りに疲弊してると考えると使えないわけで