すごくきれいな景色を見た。
お二度とみるこたは無いと思ひ寫眞を撮りまくろうとしてたが、あまりにも景色が巨大すぎて(小さな星一つ分の光景が津波のやうにロールしてる感じ)一枚に収まらず苦労してたらいつの間にか置いてかれちゃってた。
よく考へたらいつもそうだ。ここに来る前にだってダンジョンの序盤の左壁の中の細長い隱し通路を見つけ、とあるITオタクのとても白い藝術的なアパートメントの一階から辿り着くことの出徠ない屋根ととなりにある不思議な二階へ辿り着いたといふのに、そこを出る時の綠に生い茂った幻想的な丸型のステンドグラスの通過点でケンカ?して、いつの間にか石で出徠た迷路とやや広い高原の隣を往き、ちょっと遠くまで寄り道をしようと思ふたら先程の巨大な星の絕景を觀測したといふワケだ。結局何十枚かは手機の広角レンズの許す限り撮りまくったんだが、目を覺ますとその息を飲み込む美しき天景は一枚たりとも殘りてゐなかりた。「こんなことなら手機越しばかりやなくち己の目であの神景色をもっと見とけばよかった〜」と川音は現實世界に起き戾されてため息をついた。
因みにイメージとしてはVRChatにある超巨大円筒型宇宙コロニー"Island-4"ってワールドが小さな星ぐらいのサイズまで達してしまひめちゃくちゃ遠くに置かれて、自分からは遙かなる距離の場所から延々とした草原の壁が⏿◵°ぐらい埋め尽くされてる感じ。處〻に家や農家や民家や城下町があるので、文明は有りさうだが、かなりファンタジー的。