なんかあれ、MFMのやつなくなったっけ?
それともあれってSP独自機能??
リアクションしてくれた人をフォローするフォローシューター!!!
連載中!「実験奇想世界への異世界転生」
https://kakuyomu.jp/works/16817330661717558827
訳のわからん電波な人で、自己魔です。
狂っているし狂っていないかもしれない、でもそこはかとなく狂っているかもしれない
性癖トチ狂った落ち武者でもある気がするし、そうでない気もします。
フォローされたくないときはその時点でブロミュしておいてください。
フォローしまくってるので、一回でもフォローしてたかしてなかったかなんてリムられたら分かりませんし、見たくないなら自衛して❤️ください。
時折狂ったノートしたりする人です。
かもしれません。
其処の君、リアクションをしたという事はフォローしても構わんという事だな?
私がノートしたら、リノートしてくれたら喜びます。
↓たまにいるサブ垢一覧
@rufe_ampersand@misskey.design
@rufe_ampersand@novelskey.tarbin.net
ただただ、寒い。そう思った。
鋭利な冬を、ただ寒いと、形容した。
それだけで、それ以外でもない。
どんな死線を超えても、何なら42階のビルから飛び降りても揺るがない。
この星空をほしいままにしている、この私の眼は、心は、心臓は誰にも破られないもの。
そしてそれは、星である。綺羅星である。夢見る乙女でもある。
擦り切れてしまったが、今もここにある。
いつもここにいるとき、そういった愚痴をこぼしているのを隣で佇む彼はいつも聞いて、理解している。
私が、12の頃からずっと隣にいる彼もまた、寒空に渋い顔をしながら(いわゆる執事でも、ビルの頂点に吹く風は寒いとしか形容できないということ)、やはり同意しているのである。
でなければ、頂点に立った私の隣にはいまい。
屋上で私は安物のアウトドアチェアに身を沈めながら、うす穢れたカットされてないそれを噛んで噛んで…
悪癖を彼に流し目でけん制されてもなお、私は不愉快を噛み殺し、引きちぎり、吐き出した。
「お嬢様」
そういわれるのも、定番というもの。
こう返すのが礼儀である。
「口を切った、ウィスキーを持ってきてくれ」
彼はやっぱり、眉間にしわを寄せた。
そんな顔をするのはよしてくれ。
わかってる…体に悪いって言いたいんだろ。
―――――――――――――
「ヴェルゼー90's」と呼ばれるものがある。
私が飲むものだ。
いつも、滞りなく、よどみなく、注がれるそれを私は眺める。
氷の球に注がれる琥珀色のそれを見るのが楽しくてしょうがない。
訳が分からないが、それが流れているのが好きだ。
別のウィスキーじゃ駄目だ、これ
じゃないと、きれいじゃない。
こだわりが強すぎる、そう、わかっている。
わかっている。
だが、そうじゃないと、ここじゃ生きていけない。
このウィスキーの名前の由来は、樽に降り注いだ戦乙女の血だとかなんとか。
正味、場末の酒屋の妄言だが、それを真に受けてやった。
だからこれの異名は、ヴェルゼーの血潮だとか、ションなんとかとか(この名で呼んだクソ野郎は舌を5枚おろしにしたな、そういや)
私の酒屋に作らせたこのウィスキーは私の血なのだ。
バカにはさせない。
話が逸れすぎた。
まどろみすぎて、注ぎ終わっているのに気が付かなかった。
グラスを手に取って、きらきらと輝いた黄金色の酒を呷る。
私はそのあと、いつもこう言うことにしている。
「旨い。グラスをもう一つ持ってきてくれ」
そうすると、諦めた顔で彼はグラスを取りに行くのだ。
そして、それを見ながら私は葉巻をふかした。
薄汚れた煙は、澄んだ夜空に消えていく。
―――――――――――――
2人分のグラス、2人分のヴェルゼー。
凛と、1つのグラスの音が鳴る。
そして、彼と他愛のない話をする。
誰がどうだとか、何をどうするだとか。
誰を殺す?誰を消す?誰を潰す?
顔を潰したのはだれか、それはツケか?
意味があるのか?
そう二人で考えれば考えるほど、ドツボにはまる。
毎回毎回、躓きが出る。
どうすればいい?どうすれば死ななくていいのか?
生きていられるのか、ここにいられるのか。
アイデアはルーティンの中にある。
そのような時、いつものように私は言うのだ。
「お前が作ったハイボールが飲みたい」
いつも通り彼は丁寧だが、ぶっきらぼうに言ったような気がした。
「割合はいかがしましょうか」
「任せる、ただ手間をかけるのは許さない」
というと、必ず彼はこうする。
彼は軽くウィスキーを口に留め、容赦なく私の唇を奪うのだ。
重ねて、深く侵してくる。
ウィスキー濡れの不躾な舌が、強烈な酒の香りが、滑らかな唾液が、私を、唇を、中を蹂躙するのだ。
アルコールが鼻腔を通して、脳髄を震わせる。
この触れ方じゃないと、シビレない。
私の脳髄はこれを、求めている。
ざらりとした舌が、私の舌に絡みつく。
猫ののどを書くように、舌の裏を舐めとる。
潮を吹くように、唾液が滴る。
必ず、私が攻め立てようと、彼に舌を突っ込んだ瞬間、
彼は口を離す。
あんまりにも、名残惜しいので私は彼を見つめることにしている。
それが数分続くと、やっぱり彼はいつものように言うのだ。
「お嬢様、そろそろ戻りましょう」
舌で混ぜっ返すあの甘い液体の味を思い出しつつ、
「そうね」
と返事をして見つめると、彼は少し恥ずかしそうに言った。
「ハイボールの新しい配分を見つけましたので、試してみませんか?」
夜は、まだ続きそうだ。
ただただ、寒い。そう思った。
鋭利な冬を、ただ寒いと、形容した。
それだけで、それ以外でもない。
どんな死線を超えても、何なら42階のビルから飛び降りても揺るがない。
この星空をほしいままにしている、この私の眼は、心は、心臓は誰にも破られないもの。
そしてそれは、星である。綺羅星である。夢見る乙女でもある。
擦り切れてしまったが、今もここにある。
いつもここにいるとき、そういった愚痴をこぼしているのを隣で佇む彼はいつも聞いて、理解している。
私が、12の頃からずっと隣にいる彼もまた、寒空に渋い顔をしながら(いわゆる執事でも、ビルの頂点に吹く風は寒いとしか形容できないということ)、やはり同意しているのである。
でなければ、頂点に立った私の隣にはいまい。
屋上で私は安物のアウトドアチェアに身を沈めながら、うす穢れたカットされてないそれを噛んで噛んで…
悪癖を彼に流し目でけん制されてもなお、私は不愉快を噛み殺し、引きちぎり、吐き出した。
「お嬢様」
そういわれるのも、定番というもの。
こう返すのが礼儀である。
「口を切った、ウィスキーを持ってきてくれ」
彼はやっぱり、眉間にしわを寄せた。
そんな顔をするのはよしてくれ。
わかってる…体に悪いって言いたいんだろ。
―――――――――――――
「ヴェルゼー90's」と呼ばれるものがある。
私が飲むものだ。
いつも、滞りなく、よどみなく、注がれるそれを私は眺める。
氷の球に注がれる琥珀色のそれを見るのが楽しくてしょうがない。
訳が分からないが、それが流れているのが好きだ。
別のウィスキーじゃ駄目だ、これ
じゃないと、きれいじゃない。
こだわりが強すぎる、そう、わかっている。
わかっている。
だが、そうじゃないと、ここじゃ生きていけない。
このウィスキーの名前の由来は、樽に降り注いだ戦乙女の血だとかなんとか。
正味、場末の酒屋の妄言だが、それを真に受けてやった。
だからこれの異名は、ヴェルゼーの血潮だとか、ションなんとかとか(この名で呼んだクソ野郎は舌を5枚おろしにしたな、そういや)
私の酒屋に作らせたこのウィスキーは私の血なのだ。
バカにはさせない。
話が逸れすぎた。
まどろみすぎて、注ぎ終わっているのに気が付かなかった。
グラスを手に取って、きらきらと輝いた黄金色の酒を呷る。
私はそのあと、いつもこう言うことにしている。
「旨い。グラスをもう一つ持ってきてくれ」
そうすると、諦めた顔で彼はグラスを取りに行くのだ。
そして、それを見ながら私は葉巻をふかした。
薄汚れた煙は、澄んだ夜空に消えていく。
―――――――――――――
2人分のグラス、2人分のヴェルゼー。
凛と、1つのグラスの音が鳴る。
そして、彼と他愛のない話をする。
誰がどうだとか、何をどうするだとか。
誰を殺す?誰を消す?誰を潰す?
顔を潰したのはだれか、それはツケか?
意味があるのか?
そう二人で考えれば考えるほど、ドツボにはまる。
毎回毎回、躓きが出る。
どうすればいい?どうすれば死ななくていいのか?
生きていられるのか、ここにいられるのか。
アイデアはルーティンの中にある。
そのような時、いつものように私は言うのだ。
「お前が作ったハイボールが飲みたい」
いつも通り彼は丁寧だが、ぶっきらぼうに言ったような気がした。
「割合はいかがしましょうか」
「任せる、ただ手間をかけるのは許さない」
というと、必ず彼はこうする。
彼は軽くウィスキーを口に留め、容赦なく私の唇を奪うのだ。
重ねて、深く侵してくる。
ウィスキー濡れの不躾な舌が、強烈な酒の香りが、滑らかな唾液が、私を、唇を、中を蹂躙するのだ。
アルコールが鼻腔を通して、脳髄を震わせる。
この触れ方じゃないと、シビレない。
私の脳髄はこれを、求めている。
ざらりとした舌が、私の舌に絡みつく。
猫ののどを書くように、舌の裏を舐めとる。
潮を吹くように、唾液が滴る。
必ず、私が攻め立てようと、彼に舌を突っ込んだ瞬間、
彼は口を離す。
あんまりにも、名残惜しいので私は彼を見つめることにしている。
それが数分続くと、やっぱり彼はいつものように言うのだ。
「お嬢様、そろそろ戻りましょう」
舌で混ぜっ返すあの甘い液体の味を思い出しつつ、
「そうね」
と返事をして見つめると、彼は少し恥ずかしそうに言った。
「ハイボールの新しい配分を見つけましたので、試してみませんか?」
夜は、まだ続きそうだ。
ただただ、寒い。そう思った。
鋭利な冬を、ただ寒いと、形容した。
それだけで、それ以外でもない。
どんな死線を超えても、何なら42階のビルから飛び降りても揺るがない。
この星空をほしいままにしている、この私の眼は、心は、心臓は誰にも破られないもの。
そしてそれは、星である。綺羅星である。夢見る乙女でもある。
擦り切れてしまったが、今もここにある。
いつもここにいるとき、そういった愚痴をこぼしているのを隣で佇む彼はいつも聞いて、理解している。
私が、12の頃からずっと隣にいる彼もまた、寒空に渋い顔をしながら(いわゆる執事でも、ビルの頂点に吹く風は寒いとしか形容できないということ)、やはり同意しているのである。
でなければ、頂点に立った私の隣にはいまい。
屋上で私は安物のアウトドアチェアに身を沈めながら、うす穢れたカットされてないそれを噛んで噛んで…
悪癖を彼に流し目でけん制されてもなお、私は不愉快を噛み殺し、引きちぎり、吐き出した。
「お嬢様」
そういわれるのも、定番というもの。
こう返すのが礼儀である。
「口を切った、ウィスキーを持ってきてくれ」
彼はやっぱり、眉間にしわを寄せた。
そんな顔をするのはよしてくれ。
わかってる…体に悪いって言いたいんだろ。
―――――――――――――
「ヴェルゼー90's」と呼ばれるものがある。
私が飲むものだ。
いつも、滞りなく、よどみなく、注がれるそれを私は眺める。
氷の球に注がれる琥珀色のそれを見るのが楽しくてしょうがない。
訳が分からないが、それが流れているのが好きだ。
別のウィスキーじゃ駄目だ、これ
じゃないと、きれいじゃない。
こだわりが強すぎる、そう、わかっている。
わかっている。
だが、そうじゃないと、ここじゃ生きていけない。
このウィスキーの名前の由来は、樽に降り注いだ戦乙女の血だとかなんとか。
正味、場末の酒屋の妄言だが、それを真に受けてやった。
だからこれの異名は、ヴェルゼーの血潮だとか、ションなんとかとか(この名で呼んだクソ野郎は舌を5枚おろしにしたな、そういや)
私の酒屋に作らせたこのウィスキーは私の血なのだ。
バカにはさせない。
話が逸れすぎた。
まどろみすぎて、注ぎ終わっているのに気が付かなかった。
グラスを手に取って、きらきらと輝いた黄金色の酒を呷る。
私はそのあと、いつもこう言うことにしている。
「旨い。グラスをもう一つ持ってきてくれ」
そうすると、諦めた顔で彼はグラスを取りに行くのだ。
そして、それを見ながら私は葉巻をふかした。
薄汚れた煙は、澄んだ夜空に消えていく。
―――――――――――――
2人分のグラス、2人分のヴェルゼー。
凛と、1つのグラスの音が鳴る。
そして、彼と他愛のない話をする。
誰がどうだとか、何をどうするだとか。
誰を殺す?誰を消す?誰を潰す?
顔を潰したのはだれか、それはツケか?
意味があるのか?
そう二人で考えれば考えるほど、ドツボにはまる。
毎回毎回、躓きが出る。
どうすればいい?どうすれば死ななくていいのか?
生きていられるのか、ここにいられるのか。
アイデアはルーティンの中にある。
そのような時、いつものように私は言うのだ。
「お前が作ったハイボールが飲みたい」
いつも通り彼は丁寧だが、ぶっきらぼうに言ったような気がした。
「割合はいかがしましょうか」
「任せる、ただ手間をかけるのは許さない」
というと、必ず彼はこうする。
彼は軽くウィスキーを口に留め、容赦なく私の唇を奪うのだ。
重ねて、深く侵してくる。
ウィスキー濡れの不躾な舌が、強烈な酒の香りが、滑らかな唾液が、私を、唇を、中を蹂躙するのだ。
アルコールが鼻腔を通して、脳髄を震わせる。
この触れ方じゃないと、シビレない。
私の脳髄はこれを、求めている。
ざらりとした舌が、私の舌に絡みつく。
猫ののどを書くように、舌の裏を舐めとる。
潮を吹くように、唾液が滴る。
必ず、私が攻め立てようと、彼に舌を突っ込んだ瞬間、
彼は口を離す。
あんまりにも、名残惜しいので私は彼を見つめることにしている。
それが数分続くと、やっぱり彼はいつものように言うのだ。
「お嬢様、そろそろ戻りましょう」
舌で混ぜっ返すあの甘い液体の味を思い出しつつ、
「そうね」
と返事をして見つめると、彼は少し恥ずかしそうに言った。
「ハイボールの新しい配分を見つけましたので、試してみませんか?」
夜は、まだ続きそうだ。