モーニン
花のサブスクで2週間に1回花届くようにしてて最近チューリップが届くんだけどチューリップは花の開き具合や茎の傾きが1日の中でも結構変わるので見ていて面白い
「ハウスで油燃やして作ったトマトより旬の夏のトマトを食べるべき!SDGs!」みたいな話を間接的に聞いた。
でもトマトって夏に大規模に作るにはなかなかしんどい野菜で、特に夏は害虫が多い。トマトには害虫が媒介する致命的な病気があるので、農薬の使用量は増える可能性が高いし、虫から隔離するためにハウスで栽培するとなれば今度は冷房が必要になる(実際にヒートポンプの利用例はある)。ちゃんと計算してみないとわからないけど農薬の製造にもハウスの冷房にもエネルギーは必要なわけで、夏作と冬作とどっちがSDGsかはそう簡単な話ではないと思う。
これを言うのは5万回目くらいだけど魯山人も「促成の野菜は旬にはない味わいがある」という旨のことを言っているので旬以外の野菜も美味しいものであると認識されてほしいですね。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49969_37662.html
現代においては様々な作物で作期ごとに適する品種が分化しているので、例えばキュウリなんかは冬と夏でそもそも品種が違って味が違うというのもある。
スギの2倍の生育速度があって品質はヒノキ並とかいうコウヨウザンという樹木があって近年研究が盛ん(先日農薬登録も通った)なんだけど、花粉はどうなんだと思って調べたらin vitroの試験ではスギ・ヒノキのアレルゲンとの交差抗原性は極めて低いらしい。期待が高まる。 https://www.ffpri.affrc.go.jp/ftbc/documents/koyozan_manual.pdf
スギより生育が早いということは花粉が少ないスギに置き換えるよりコウヨウザンに置き換えたほうが早いということだよなおそらく。
小林製薬←作っているもの薬、小さい
ナカバヤシ←作っているもの事務機器、普通
大林組←作っているもの建物、大きい
偶然にしては出来過ぎ。
植物の病害抵抗性を誘導する作用があるオリゼメートは農薬なのに同様の効果が確認されているビール酵母は農薬登録されずに資材として販売されているのはなぜなのかを考えていたら時間が溶けた。
いわゆるバイオスティミュラント資材のうちいくつかは杓子定規に解釈したら農薬登録が必要な気がしている。バイオスティミュラント資材の定義が悪いのか、農薬取締法上の農薬の定義が悪いのかはなんとも言えないけど。
この農薬、使用目的の「クマによる剝皮被害防止」の「剝」が旧字なのでFAMICからCSV(Shift JIS)落とすと文字化けするんだよな。
https://pesticide.maff.go.jp/agricultural-chemicals/details/24736
それはそれとしてクマの被害に対する農薬登録があるということはそれを確認する薬効試験をやったと思うんだけどどうやってやったんだろ…。
害虫とかなら飼育したやつ放したりするんだけどクマとかはそういう訳にもいかんだろうし。
アリによる農作物の被害はそこそこあるのに農薬登録がほとんど無いのは飼育して人為的な薬効試験をするのが難しいからみたいな話を聞いたことがあったような覚えがある。同じ理屈ならクマの被害に対する薬効試験をどうにかしてやってるはずなんだよな。そもそも効果の推定だけじゃ農薬登録通らないはずだし。
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