怪人名：ジグノア（Jignoah）
所属：虚影連邦（キョエイレンポウ）
種族：歪曲生命体（ディストーション・ビーイング）
初登場：『フェディバース：歪んだ黎明』第6話「忘却の影」

設定
ジグノアは、記憶の隙間に棲みつき、人々の過去を捏造し改ざんする能力を持つ怪人。外見は黒と群青を基調とした布のような身体に、時計の針が乱雑に刺さった仮面をかぶっている。時折、誰かの声を真似て話すため、不気味な錯覚を与える。

彼の力の本質は「思い出の改ざん」。人間の記憶に入り込み、「ありえたかもしれない未来」や「失われた過去の再現」を見せて相手の意志を揺さぶる。これにより、相手は現実と虚構の境界を見失ってしまう。

能力
メモリースティッチ：対象の記憶に偽のエピソードを縫い込む技。これにより人々の人間関係を分断する。
時忘れの面（ときわすれのめん）：仮面の能力で、仮面を見た者の「最も大切な記憶」を一時的に凍結させる。
虚像再生：改ざんされた記憶を実体化し、幻影として戦わせる。

弱点
ジグノアの能力は「確かな記録」には干渉できないため、日記、映像記録、音声などの記録媒体には無力。また、強い意志を持つ者（例：仮面ライダーリザレクタ）は記憶の改ざんに抵抗できる。

物語での役割
ジグノアは、フェディバース世界の「記憶の守護者」を狙い、混乱を引き起こす中ボス的な存在。主人公の過去を改ざんし、仲間との絆を断とうとするが、最終的には「真実の記憶」を持つ者の力に敗れる。