icon

『そして、アイヌ』
4/19(土)〜4/25(金) 12:50-

東京・大久保に賑わう一軒のアイヌ料理店があります。お店の名前は「ハルコㇿ(HaruKor)」。アイヌのことばで「食べ物(穀物)・持つ」を指し、「食べ物に困らないように」という願いがこめられています。店主は宇佐照代さん。アイヌ文化アドバイザーとして若い世代へ舞踊や楽器演奏などの伝承活動も行う照代さん。2011年にオープンしたお店には多様なルーツをもつ人びとが国内外から訪れ、味わい、繋がる場となっています。

映画は、照代さんの曾祖母から子に至るまでの家族のライフヒストリーを紐解きながら、アイヌと出会った人びと――美術作家・奈良美智さん、評論家・太田昌国さん、写真家・宇井眞紀子さん、朝鮮/韓国民謡奏者・黄秀彦さん、カムイノミ祭司/縄文造形作家・平田篤史さんたちの活動を道しるべに、文化の継承とアイデンティティ、開発と多様性、植民地主義と人権といった問いに向き合っていきます。

Photo by 元町映画館 on April 05, 2025. 1人、雑誌、ポスター、テキストのポップアートのようです.
Attach image
icon

『白夜』
4/19(土)〜4/25(金) 14:50-
4/26(土)〜5/2(金) 19:30-

世界の映画作家たちに絶大なる影響を与え続けている巨匠ロベール・ブレッソンの『白夜』。近年ではフランスでさえ上映不可能であったが、その美しさと儚さは多くの映画ファンの心の中で大切に育まれてきた。その幻の逸品が、ついに4Kレストアされいっそうの輝きを纏い、いまスクリーンによみがえる。
原作はドストエフスキーの短篇。撮影当時のパリに舞台を移し、セーヌ河岸とポンヌフを背景に若き二人の男女を見つめていく。全篇を軽やかな空気が吹き抜け、一度見たら忘れられないシーンで胸がいっぱいになるみずみずしい恋の映画。

Photo by 元町映画館 on April 06, 2025. 2人、ダッフルコート、雑誌、ポスター、テキストの画像のようです.
Attach image