メッセージが受け手に直接的な害を及ぼす「侵襲的なメッセージ」と、メッセージを受けた人間の行動によって害が生じる「有害なメッセージ」は区別して考えたい。
メッセージが受け手に直接的な害を及ぼす「侵襲的なメッセージ」と、メッセージを受けた人間の行動によって害が生じる「有害なメッセージ」は区別して考えたい。
「侵襲的なメッセージ」にも、色々なレベルの侵襲があり得て、たとえばアニメーション技法の「パカパカ」は光過敏性発作を引き起こしうるという点で侵襲的だ。グロ画像みたいな、生理的に刺激の強いメッセージも侵襲的と言えるだろうけど、それで受ける被害の程度はだいぶ違う。食中毒か激辛か、ぐらいの差に思える。
「有害だからやめろ」という主張と「不愉快だからやめろ」という主張は、有害性と侵襲性の区別をすれば別の主張だといえるが、まあほとんどの人は混同していると思う。