メガテンってホラーゲーム枠なのか?
『龍のグリオールに絵を描いた男』、生きたまま体の自由を奪われ地形と都市に侵食された巨大超越存在の怨嗟と冷酷に弄ばれ振り回されながら自らの価値や運命を見出そうとする卑小な人類たちの物語でもあり、時間と空間という下位概念に縛り付けられて主観と偏見という下位視点で好き勝手に叙述される尊大な超越存在の物語だった
「そこ」に「それ」があることは誰もが知っているし、「そこ」にいる人間が全て「それ」の影響/支配下にいることも明白なのに、「それ」自体がどう存在して何を思考しているのかは一切語られない構造、好きすぎて痺れる〜……
巻末の解説で「一気読みすることが1番良い楽しみ方」みたいなことが書いてあって本当にそう!!!!!!!!!!!!!!てなった 一気読みできて良かった あの谷に住み、この本に登場する人間たちが口にするグリオールへの畏怖・崇拝・嫌悪・憎しみ・その他全ての感情を濁流のように叩きつけられて、愛憎の判断スイッチがイカれている私は「ものすごいラブレターだあ」とため息をつくしかできなかった
『龍のグリオールに絵を描いた男』感想にジャケも載っけようと思ってて忘れたのでジャケだけ投稿します 巨大超越存在の悪意に振り回される人類が好きな人は読もう!!
帰ってきてご飯とおやつ食べたら目が覚めたのでせめてあと1冊!!と『人間の土地』を読んでいるのだけど、そもそも星の王子さまに思い入れないしサン=テグジュペリに執着もないので、美しくて繊細な文章でゴリゴリの宗主国マインドを綴られているのがキツくなってきた……自然の美しさと容赦なさ、帰らなかった僚友たちへの想いを柔らかくて洗練された文章で綴った次のページで「(植民地の人間に対して)お前たちの神は我々の神より劣っている」的な文章を読んだ時の名状し難い不快感よ……
邪な気持ちで読み始めたのでそれをこう、やんわ〜りと嗜められているようでつらい 読もうと思ったきっかけのとこだけ読んでちょっと寝かせよう……
とりあえず『人間の土地』は読みたかった「人間」だけ読んでおしまいにしよう……と堀口大學の訳者後書き(こないだ神奈川近代文学館行ったばかりなのでかなり身近な感じがした)を読んだらいきなり解説で宮崎駿が現れたので舌打ちした 何も考えずに検索トップに出てきた新潮文庫を買ったので 光文社古典新訳文庫にすればよかった
それはそれとしてグリオールの後に読む「竜を征服してきた天使の姿」というフレーズは流石に笑った 文脈や作家としての性質が全然違うのは重々承知の助なんですが、それにしたってひとつの概念に対する表現がこうまで噛み合わない様を見ると面白くってさ……
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明日の夜まではRiJがあり、年明けには肉食獣とステフェスとうみステの配信を見ることになっており、ドクストのアニメもあり、私はグラフェスのアーカイブをいつ見れば……