最終話に色々な感慨が湧きすぎて、言語化しようとは思っていたもののずっと保留にし続けてしまっていたのでした。
ネットでは後半の展開が云々と言われているようでしたが、比較的一気に見たせいもあってか個人的にはあまり気にならず物語の勢いに乗ることができました。後半主要人物がどんどん散っていって、泣きながら見ていました。そして涙ぐんでいるところでいきなり噂の「あっちにめっちゃ涼しかった場所あるからめっちゃ涼しいよ」が聞こえてきてもう吹き出してしまって感情ぐちゃぐちゃになりましたね……。
そこからの(元世界の)万丈登場でもうなんというか……メリバとはまた違いますが、「世界は救われたけれど誰も自分のことを覚えていない、ひとりぼっちの世界になってしまった」からの万丈登場、世界にふたりきり、という流れがめちゃめちゃ美しいですね。
キャラクターとしてはなんだかんだで最終的に玄さんが一番好きです。グレンラガンのロシウなんかもそうですが「大義のために汚れを被る」系のキャラクター好きなんですよね……。
全体として、なんだか少年漫画とか昔のRPGみたいな物語だったなと思いました。序盤の、ひとつのおつかいをこなすことで次のおつかいが発生して少しずつ謎が解き明かされていく感じとか、強敵を倒して少しずつ仲間を増やしていく感じとか、敵のインフレ具合とか。フルメンバーが揃った後の束の間のわちゃわちゃした日常がすごく好きだったのですが、本当にひとときのあいだしかそういう時間がなかったのがとても寂しい。
まあ確かにアラがないかというとそういうこともないというか、後半エモを優先して強引にキャラクターを殺しにいった感じはある脚本でしたが、もうなんというかあの美しいエンディングに辿り着いたというだけでもうこの作品がとても好きになりました。いままで一番はWだったのですが、今はビルドが一番好きな仮面ライダーになりました。
ガヴにも期待して追いかけつつ、次はオーズを見ようかな……なんて思っています。
やっぱりバディものは、良い……