展示作品のご紹介:ダイヤモンド・ポイント彫りレース坏
(16世紀|ヴェネチア)
坏身にヴェネチアン・カットワーク・レースの模様が線刻された脚部の高いコンポート。脚部には型吹きされた獅子面の中空ステムが付けられ、台部にも線刻が施されている。16世紀初頭に、ヴェネチアから始まったダイヤモンド・ポイント彫りは、もともとヴェネチアの名高いレースの美しいデザインをガラスに移し入れようとして創案されたもので、ダイヤモンドの尖端を使って透明なガラスの表面に細かい線を彫刻する方法である。これは、その初期の代表的な作品である。
ヴェネチアン・グラスで巡るクリスマス展~クリスマスに込められた感謝の祈り~
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/christmas_2021.html
イタリアのクリスマスをヴェネチアン・グラスで巡りながら「祈りの聖地」をテーマに活動している写真家、中野
晴生氏の作品と合わせて、クリスマスに込められた感謝の祈りをご紹介します。